八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

西表島 風評、外出…不安拭えず

感染旅行者の行動履歴

感染旅行者の行動履歴

「濃厚接触者なし」も住民ら

 【西表】福井県で7月29日に新型コロナウイルスの感染が判明した男性6人の西表島での行動歴をめぐり、八重山保健所(国吉秀樹所長)は「追跡調査の結果、西表島での濃厚接触者はいなかった」としているが、町民の不安は完全には払拭されていない。

 八重山地域新型コロナウイルス感染症対策本部や竹富町、関係事業者によると、6人は仲間川マングローブカヌーと由布島を巡るツアーに参加。午前8時半発の大原行定期船に乗船して西表島へ。島内では観光バスで移動。カヌーの後、水牛車で由布島に渡り、散策・昼食をとり、午後3時半発の石垣行きで島を離れた。バスには6人と別に1グループの観光客が同乗していたが、マスク着用や換気、距離など感染予防対策がとられていた。

 水牛観光の関係者によると、水牛車は通常18人乗りの座席を10人にまで減らして対応。由布島でも6人が来島した時間帯は観光客が少なかったという。

 関係者は「濃厚接触者がいなくてひと安心だが、同様のケースは出てくると思う。出来ることを準備して観光客を迎えたい」とし、「今のところ風評被害はないが、『利用できるか』との問い合わせはある」と話した。

 観光施設などでの感染防止対策は講じられているものの、定期船の混み具合には町民から不安が出ている。関係者によると、6人が乗った石垣発大原行の船内も混んでいた。

 東部で90代の母親と同居している男性(62)は「疑心暗鬼で外に出るのも気が引ける。母が感染すると重篤化の恐れもあるので、感染しないように気をつけて生活している」と漏らした。

 別の40代男性は「本島に進学している娘が8月に戻ってくるが、どこにも行けないかもしれない。もし、西表で感染者が出たら我々の日常生活がどうなるのか想像もつかない」と不安を口にした。

 竹富町は、体調などに不安を感じる場合には県コールセンターか市相談外来に連絡するよう呼び掛けている。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム