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新型コロナ 石垣市内で集団感染

福井県観光客行動歴

福井県観光客行動歴

石垣市内で6人の集団感染が確認されたと発表する手前から八重山保健所の国吉秀樹所長、八重山事務所の宜野座葵所長=30日夜、八重山合同庁舎2階会議室

キャバクラ従業員6人 福井観光客と接触

 八重山地域新型コロナ対策本部(本部長・宜野座葵八重山事務所長)は30日夜、石垣市内で20代から30代の女性6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市内での感染確認は8日以来22日ぶり。初のクラスター(5人以上の集団感染)の発生で累計では11人となった。6人とも県立八重山病院で入院している。重症ではなく、3人は無症状。6人は、連休期間中(23~26日)に石垣島に滞在し29日に感染が確認された福井県の男性6人の濃厚接触者。県は、女性6人の濃厚接触者の特定を急ぐ。

 八重山保健所が男性6人の行動歴を調査した結果、15分程度以上にわたって近距離で接触・会話などした濃厚接触者として、飲食店の女性7人と船釣りの船長1人の計8人を特定。抗原検査を実施した結果、女性6人に陽性が出た。

 6人は20代3人、30代3人。県によると、いずれも同一の飲食店に勤務。石垣市によると、飲食店は美崎町にある接待を伴うキャバクラ。県が女性6人の濃厚接触者の調査を進めている。

 対策本部と福井県によると、男性6人は23日に中部国際空港から那覇経由で石垣入り。24日に日帰りで西表島を訪問、25日に船釣り、26日にレンタカーで川平湾観光をした。24日と25日の夜は美崎町のキャバクラを訪れた。連休期間中、市内レストランや焼き肉店も利用している。

 保健所は30日の段階で8人の濃厚接触者を特定しているが、漏れがあることも想定されるため、さらに調査を進める。

 宜野座所長は、発表に先立ち八重山合同庁舎で開いた関係機関との対策本部で「クラスターが発生した。さらなる感染者が出る可能性がある。濃厚接触者と接触した可能性のある人すべての感染の有無を確認し、感染拡大を防ぐ必要がある」と協力を呼び掛けた。

■2週間の外出自粛を

 相談外来きょう設置 キャバクラ来店者に呼び掛け

 石垣市内で30日、女性6人に新型コロナウイルスのクラスター(5人以上の集団感染)が確認されたことを受け、中山義隆市長は同日夜、市役所で会見し、「二次感染の拡大を防ぐ観点からぜひお願いしたい」として、女性全員が勤務するキャバクラの来店者に対し利用した日から2週間の外出自粛を求めた。発熱などの症状がある場合には市設置の相談外来に連絡するよう呼び掛けた。

 中山市長の会見に先立つ八重山保健所などの説明では、このキャバクラを「飲食店」とのみ公表、店名を明らかにしなかった。中山市長は「県が公表していないので市が公表することはできない」と不快感を示し、「接待を伴う美崎町の飲食店、いわゆるキャバクラと言われる形態」と説明した。

 福井県の男性6人は24、25日にこのキャバクラを訪れ、帰宅した26日以降に症状の発現があったことから、市医療アドバイザーの境田康二かりゆし病院長は「ウイルスは発症の2日前から感染力が高くなるので、24日と25日は感染力が強い状態だった」と指摘、「店を利用した人は、症状がない人でも感染の可能性があるので連絡してほしい」と外来相談を促した。

 一方、境田氏は、男性6人の感染から発症までの期間に触れ、「ウイルスが石垣島に持ち込まれたと考えるのが普通の感覚」との認識を示した。中山市長は「店舗に対し誹謗(ひぼう)中傷のないようお願いしたい」と市民の協力を求めた。

 市は31日午前9時、市中央運動公園野球場会議室に相談外来を設置する。電話番号は070-5273-7900(7901、7902)。午前(午前9時~正午)に午後(午後1~4時)からの相談予約を受け付ける。午前中に看護師や保健師が電話で問診、午後からは医師が追加問診を行う。

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