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これまで八重山で気温が34度35度まで…

 これまで八重山で気温が34度35度まで上がることはそうなく、それが続いている今年はなぜか変。7月だというのに台風が無いのも何か変。余りの暑さにクーラーを利かしたコンクリートの家の中でじっとしていることが増えた▼幼少のころ住んだかやぶきの家は、冬暖かく夏涼しい風土に根差した建物だった。唯一、台風に弱かった▼家屋のすべての材料が島内に自生する木、竹、かや、わら、フガラ(クロツグの繊維)を村人のユイマール作業で切り出し採取し運び、それを加工、施工して造り上げた。屋根のかやは、ふきかえた▼裕福な家は木造赤瓦ぶきを建てた。石垣島には島材を巧みに使った在来工法の宮良殿内、石垣家、牧志家、森田家、瀬名波家などの由緒ある建築があり、現在も居住中のもの、移築され観光地で公開されているものがある▼近年は、島材を自在に使いこなす大工の減少と森林保護で島材入手が難しく在来工法の木造家屋は夢物語。一部の島材が森の名人・戸真伊擴、田場由盛両氏の手で細々と小木工品、面などに加工され親しまれているにすぎない▼戦後の島材家屋では石垣の故内原英郎家、白保の通事浩家が光る。元市長の内原家と元林務課長の通事家は島材がふんだん。浩さんが過日亡くなったので島材調達秘話はもう聞けない。合掌。(仲間清隆)

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