八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

「Go To トラベル」 3首長、観光客急増の不安

月別八重山入域観光客数

月別八重山入域観光客数

実施時期も疑問視 「当初予定の8月が適当」

 政府の旅行需要喚起策「Go To トラベル」をめぐり、受け入れ地となる八重山の3首長も急激に観光客が増えるのではないかと不安を抱いている。中山義隆石垣市長は「当初の予定通り8月くらいがいいと思う」、西大舛高旬竹富町長は「落ち着いた時期や特効薬が開発されて開始してもいいのでは」とそれぞれ実施時期を疑問視、外間守吉与那国町長は「感染度の低いところから来てもらいたい」と要望する。

 ことしの八重山入域観光客数は、2月から新型コロナの影響が出始めた。前年比で2月は12・9%減、3月は38・2%減、4月は89・3%減、5月は95・7%減となった。八重山3市町は6月から観光客受け入れを再開し、ホテルなど観光関連施設での感染防止対策を徹底しながら徐々に回復させる取り組みを展開中だ。

 中山市長は「ホテルや飲食店などには市独自の感染防止対策に協力してもらい、徐々に回復させようとしているので、Go To トラベルで一気に増えることは好ましくない。対策が間に合わなくなる。当初の予定通り8月に入ってからではいいのではないか。市民の命を守ることが大切なので市としてバランスをとってやっていくしかない」と話す。

 23日からの4連休に向け、市は17日夕、市民会館中ホールで観光関連業界代表者を対象に、週明けの20日には大ホールで対象者を拡大した会議をそれぞれ開き、感染症対策を確認する。

 西大舛町長は「医療体制が十分に整っていない上、各地域では豊年祭を縮小するなど地域行事にも影響が出ている中、感染地域から多くの観光客を受け入れるという判断はどうかと思う」と首をかしげる。

 4連休への対応についてはユーグレナ石垣港離島ターミナルで乗船客を対象に行っている検温体制を強化する考え。「37・5度以上の発熱者がみつかれば、同意を得て専用車両で八重山病院に搬送し、感染の有無を確かめる検査をさせたい。現在、準備を進めている」と述べた。

 外間町長は「関東圏以外の人に利活用してほしい。感染度が低い所を歓迎したい」と限定した地域からの旅行を促し、「離島は新型コロナで惨憺(さんたん)たる状態。島に閉塞(へいそく)感が出て4カ月になる。観光客の予約も入ってきており、水を差すことはできないので観光客には事前に検温して来島を。行き当たりばったりでは困る」と望んだ。

  • タグ: Go To トラベル
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム