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“夜の街”対策強化必須 ガイドライン作成を

来店客に非接触型の体温計で検温するスタッフら=3日夜、焼肉「牛信」

来店客に非接触型の体温計で検温するスタッフら=3日夜、焼肉「牛信」

「新型コロナ感染予防実施協力事業所」を証明するステッカー

飲食店認定52店舗

 新型コロナウイルス感染症の第2波が懸念される中、不特定の客が混在し滞在時間も長くなる飲食店で感染防止対策の強化が求められている。八重山の玄関口である石垣市は、ガイドラインとチェックリストを作成した店舗を認定・公表し、対策費として3万円を補助する取り組みを進めているが、認定店は目標の300店に対し52店舗にとどまっている。「感染防止対策を客観的に証明する制度」として活用を呼び掛けている。

 「検温させてくださいね」。客の入店を確認すると、スタッフが「いらっしゃいませ」と迎え、即座に非接触型の体温計を額に当てる。客に嫌がる様子はない。瞬時に検温を終えると「大丈夫ですね」と席に案内した。

 石垣島アートホテル近くに焼き肉店を構える㈱牛信(幸喜英信代表取締役)は、市の緊急事態宣言が解除された6月から、非接触型の体温計を導入している。

 「体温検査にて37.5度以上の熱があるお客さんに対して入店をお断りしております」。入り口のドアに貼り紙をし、体温検査のほか手指消毒、混み合っている場合の入店制限などに協力を求めている。

 県の飲食店向けガイドラインを参考に作成、市から認定を受けた。店内にガイドラインを掲示している。これに基づき、スタッフはまず開店前の検温で異常がないことを確認、マスクやフェイスシールドを着用して対応する。座敷のテーブルとテーブルの間にパーテーションを置き、カウンターの焼き台3台のうち真ん中の1台を間引くなど、密を避ける。客が帰ると、テーブルと調味料容器のアルコール消毒を徹底している。

 幸喜代表は「検温をやっても、これが店のルールなので嫌がるお客さんはいない。お客さんが安心して利用できるよう、やれることは全部やるつもり。補助金申請はこれから行うが、まだ1万5000円ほど使えるので、除菌用の加湿器も購入しようかと考えている」と話す。

 家族ら5人で利用したという地元の40代女性は「先に入っている客も検温しているので安心感をもって楽しく食事ができた。すべての飲食店で導入してほしい」と歓迎する。

 店内には市発行の「新型コロナ感染予防実施協力事業所」のステッカーを張り出しているが、縦15㌢×横10㌢と小さく目立たないため、幸喜代表は「大きなポスターかのぼり旗など、もっとはっきり分かるようにしてもらいたい。そうすれば客もそれを見て認定店だと分かり、安心することができるのではないか」と要望する。

 市商工振興課の担当者は「特に飲食店は、観光客と地元客が混在する場所。しかも滞在時間が長い。ぜひ店の実情にあったガイドラインを作成してほしい。作成の仕方が分からなければアドバイスする」としている。

 市のガイドライン認定モデル普及事業はすべての業種を対象としており、申請期間は7月31日まで。

  • タグ: 飲食店認定新型コロナウイルス
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