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小浜島の町文化財視察 価値を再確認、一般公開へ

コーキ原のガジュマル群落とコーキ原石灰岩を視察する参加者ら=2日午前、小浜島

コーキ原のガジュマル群落とコーキ原石灰岩を視察する参加者ら=2日午前、小浜島

竹富町教委

 【小浜】竹富町教育委員会(仲田森和教育長)は2日、小浜島に残る竹富町指定文化財を視察した。教育委員や職員らは、町指定天然記念物「コーキ原のガジュマル群落」、同史跡「ウティスク山遺跡」の文化財としての価値を再確認した。今後、町は小浜公民館や地域住民と調整し両文化財の一般公開を目指す。公開することで教育、観光資源への活用が期待されている。

 コーキ原のガジュマル群落は1976年7月15日に指定、推定樹齢約250年とされている。地上に露出した石灰岩をガジュマルの根が覆い、生育したひげのような気根が発達し、地表に根を下ろしている。いくつもの木が連結したように見え小規模な森を形成、神秘的な空間はみる者を圧倒する。

 教育委員4人は、担当者から説明を受け巨木を観察。長い歳月が生んだ自然美に驚きの表情を見せていた。

 ウティスクは島の北側にあり、2004年9月17日に指定。同年の小浜島総合調査報告書(沖縄県立博物館)によると、スクは琉球石灰岩で石積みされ、外部から容易に侵入できない造りになっている。参加者は、雑木が生い茂り中に入れなかったため、遺跡入り口で状況を確認した。

 コーキ原ガジュマル群落を視察した小浜在住の西表一委員は「地元民だが、こういう場所があったとは知らず驚いた」と話した。

 島村賢正委員=波照間=は「これほど素晴らしい景観は見たことがない。小浜島そのものが岩石や地層の博物館。文化財として多くの方に見てもらえるよう整備してもいいと思う」と評価。「ただ、自然環境が悪化しないよう配慮が重要。自然保護、観光資源としてプラスになる方法をとってもらいたい」と要望した。

 町は測量調査で私有地と町有地の境界を定め、観覧しやすいよう木道整備も検討。事業化に向け地元と協議を進める。

  • タグ: コーキ原のガジュマル群落竹富町教育委員会
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