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戦後75年「慰霊の日」 戦没者追悼、平和を祈る

「沖縄全戦没者追悼式」で献花する参列者ら=23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園

「沖縄全戦没者追悼式」で献花する参列者ら=23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園

参列者161人、祈念の献花 玉城知事「尊い誓い守る」

 【糸満】戦後75年を迎えた「慰霊の日」の23日、沖縄戦の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園広場で「沖縄全戦没者追悼式」(県、県議会主催)が開かれ、参列者161人(主催者発表)が正午の時報に合わせて黙とうし、恒久平和を祈念した。本島や八重山郡内各地の慰霊の塔でも追悼行事などが行われ、鎮魂と平和への祈りに包まれた。(2、8、9面に関連)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して開催。参列者が座るいすも間隔を空けて設置された。午前11時50分から始まった追悼式では、玉城デニー知事や県遺族連合会の宮城篤正会長らが献花台に花を手向けた。

 平和宣言で玉城知事は、県民生活に影響を及ぼしている基地負担や水質汚染などの環境問題に触れ「自然豊かな海や森を次世代に残していくために、われわれの世代が未来を見据え、責任を持って考えることが重要」と指摘。広場中央の「平和の火」を紹介し、「人類史上他に類を見ない惨禍を経験されたヒロシマ・ナガサキと平和を願う心を共有し、人類が二度と『黒い雨』や『鉄の暴風』を経験することがないよう、尊い誓いを守り続ける」と決意を述べた。うちなーぐちと英語でもあいさつした。

 宮城会長は「今日の平和と繁栄は戦没者の尊い礎の上に築かれたものであることを私たち国民は忘れてはいけない」と訴えた。

 安倍晋三首相はビデオメッセージで「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。平和で希望に満ちあふれる世の中を実現することに不断の努力を重ねていくことを改めてみ霊に誓う」と述べ、基地負担については「沖縄の方々には永きにわたり大きな負担を担っていただいている。基地負担の軽減に向け、一つ一つ確実に結果を出していく」と強調した。松井一實広島市長、田上富久長崎市長、中満泉国際連合事務次長・軍縮担当上級代表もビデオメッセージを寄せた。

 首里高校3年の騠良朱香音さんは平和の詩「あなたがあの時」を朗読した。

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