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慰霊の日 不戦誓い全戦没者追悼

追悼の言葉で「沖縄戦の記憶を記録に」と訴える県遺族連合会八重山支部の喜友名盛允支部長=23日午後、八重守之塔

追悼の言葉で「沖縄戦の記憶を記録に」と訴える県遺族連合会八重山支部の喜友名盛允支部長=23日午後、八重守之塔

八重守之塔で市平和祈念式 南君兄弟が作文朗読

 石垣市全戦没者追悼式・平和祈念式(石垣市主催)は23日午後4時から、バンナ公園南口の八重守之塔で行われた。例年約300人規模だが、ことしは案内した各団体の代表30人。中山義隆市長は「このような状況だからこそ、市民一人一人が全戦没者の御霊に心から哀悼のまことをささげ、世界の恒久平和の実現にまい進する」と平和宣言を行った。

 式には各小中学校の代表を案内しているが、今回は「平和を考える作文」中学生の部最優秀賞の南孝之輔君(石垣第二1年)と高校生の部最優秀賞の南慎之輔君(八重山高校1年)の2人のみ。作文を朗読した。

 孝之輔君は「今を生きていることが幸せだと気付かないで生きている人もいるように思う。そういう人たちに早く気付いてほしい」と語り掛けた。

 慎之輔君は、この時期に故・曽祖母と平和について語り合ってきた思い出を紹介、「これからは私たちが、次の世代へと平和について聞いたことや考えたことをしっかりと伝えていくからね。ひいばあちゃん」と結んだ。

 県遺族連合会八重山支部の喜友名盛允支部長(76)は「戦争体験者が減少して沖縄戦の実相を語れる人が少なくなり、さびしい思いがする。沖縄戦の実態の記憶を記録として後世に残していくことが大切だ。不戦を誓い、命の尊さを後世に伝えていくことが御霊の慰めになる」と述べた。

 平和宣言で中山市長は「戦争はいかなる理由を持ってしても決して正当化できるものではない。戦争を過去の歴史として受け止めるのではなく、しっかりと記憶にとどめ、二度と繰り返さないという誓いを胸に刻まなければならない」と呼び掛けた。

 県八重山事務所の宜野座葵所長が玉城デニー知事の追悼の言葉を代読。この後、各団体の代表が献花を行った。式に先立ち、表千家不白流県支部八重山の会員が全戦没者に茶を供えた。

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