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石垣市は先月中旬、避難所での新型コロナ…

 石垣市は先月中旬、避難所での新型コロナウイルス対策についてシミュレーションを行った。内部では避難者同士の距離を取る工夫をしたという(5月24日付本紙8面)▼台風1号が八重山をうかがっていたころの予行演習である。台風は八重山に接近する前に熱帯低気圧に変わり、避難所の開設方法を検討する好機となったようだ▼今月8日の大雨では、市は避難所の開設をめぐって難しい判断を迫られている。避難所は開設したが、避難所へ移動することによって危険が高まると判断し、広報は行わなかった(21日付本紙8面)。避難所へ向かう行為自体が危険を招きかねないジレンマ。経験のない大雨を前に人びとの安全をいかに守るか▼八重山には明和大津波の経験がある。1月発刊の後藤和久・島袋綾野編「最新科学が明かす明和大津波」(南山舎)を読むと、1771年の大津波がどこで発生し、どう伝わっていったかについては今も論議が続いていることが分かる▼本書は津波への備えについても一章を割き、観光客の避難誘導では啓発活動を検討するよう提言している。この点は台風と大雨にも当てはまる▼八重山にかつてのようなにぎわいが再来するかは見通せない。そんな時こそ、観光地としての責務を再確認するいいタイミングかもしれない。(松田良孝)

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