八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

豊年祭、各地で奉納芸能中止に 白保、平得、黒島

黒島伝統の「パーレークイ」。ことしは新型コロナの影響で中止に=2019年7月21日、宮里海岸

黒島伝統の「パーレークイ」。ことしは新型コロナの影響で中止に=2019年7月21日、宮里海岸

新型コロナ影響 豊原の入植記念祭も

 八重山郡内の豊年祭は、新型コロナウイルスの感染防止の観点から石垣市の四カ字(新川、石垣、登野城、大川)と大浜のムラプールの奉納芸能中止、与那国の神事のみに縮小に続き、白保と平得も13日までに奉納芸能の中止を決めた。黒島も宮里海岸での「パーレークイ」を取りやめることにした。「入植記念祭」を一大行事とする西表島の入植地域のうち豊原は13日の入植記念祭を断念した。大原、大富、美原などは開催の可否や規模縮小を検討している。

 稲の植え付けから収穫までを地域住民の踊り行列で表現する「稲の一生」を伝統とする白保公民館。横目博二館長は「暴風の中でも必ず続けてきた誇りの行事だが、村から感染者やクラスターがでれば島全体に迷惑をかける」と断腸の思いを口にした。

 平得公民館は、ムラプールに真栄里公民館を招待せず神事中心に変更。綱引きやガーリーなどを行わず、村の旗頭が一同に介し行き来する「ヤーライ」も距離を短縮して行う。

 黒島公民館の又吉清眞館長は中止決定の最大の要因に「高速フェリー船内の3密不可避」を挙げ、「パーレークイは島の一大行事。島の人も郷友も中止にはがっかりしているが、船の便数が増えない現状ではどうしても密になるので、仕方ないと皆納得している」と話した。

 豊原公民館はこの日の入植記念祭を中止する一方、入植記念日だった9日に各家庭へ記念品と豊原の歴史を記した資料を配布、75歳以上の住民に感謝の弁当も届けた。金城清公民館長は「祭りがなくなったのは少し寂しいが、助け合いの気持ちを忘れないように、というのが一番の目的で原点。こんな形もありかなと思う」と話した。

 一方、西表島の祖納公民館は、郡内での感染者発生がないことを条件に7月29日、30日に豊年祭を例年通り開催する方針。那良伊孫一館長は「感染の流行状況を常に注視し、感染予防の方法を考えながら準備を行っていきたい」としている。

  • タグ: 新型コロナウイルス奉納芸能中止白保平得黒島
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム