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上原台地の南端、高台に居を構えてやがて…

 上原台地の南端、高台に居を構えてやがて30年近くになる。まちなかからはずれた、いわゆる郊外。字大川の商店街に立地するアパートからの転居だっただけに、何もかも新鮮だった▼家の中にいて、海も山も、島々の遠景も一望に眺められる暮らし。雨が走ってくるのが見えてから、洗濯物を取り込んでも間に合う。商店街の喧噪とまったく違う風や雨の、自然の音▼うるずんになれば、明け方にこっかあらの遠く、近くにさえずるのが聞こえるのも、まちなか暮らしにない喜び。うつつに聞きながら再びまどろみに落ちる幸せ▼こんなにも恐ろしかったかと思ったのが台風。暴風雨の音すさまじく、ここが1番地とばかりに東西南北すべての方角から吹き荒れる▼はるか昭和の原風景にある福木の屋敷林がある暮らし。豊かな緑陰に守られた思い出。新築のさい、それを思って福木やゆし木、黒木、キャン木など在来樹を植えまくった。思ったより成長が早く、福木はもはや2階の軒瓦に届こうとしている。何事も過ぎたるは及ばざるが如し▼養鰻場だった区画が開発されて早や20年。次々と家が建ちならび、空地は今や数えるほど。この1年でご近所さんも増え、3軒目が建設中。新居は家族の夢のゆりかご。どの家にもいっぱいの幸せがあふれんことを。(慶田盛伸)

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