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ムラプール奉納、祝典中止 四カ字豊年祭77年ぶり

ことしの石垣市四カ字の豊年祭ムラプールの奉納行事中止が決定した=2019年6月26日、真乙姥嶽前(資料写真)

ことしの石垣市四カ字の豊年祭ムラプールの奉納行事中止が決定した=2019年6月26日、真乙姥嶽前(資料写真)

コロナ懸念、神事中心に

8月8日(オン)、9日(ムラ)に予定されている石垣市四カ字(新川、石垣、大川、登野城)のことしの豊年祭は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ムラプールの奉納行事、祝典等を中止し、神事を中心に縮小して執り行われることが27日、決まった。字会長4人が同日午後、協議し、決めた。オンプールは字ごとに行う方針で一致。詳細は今後各字会で検討を進める。新川字会によると、ムラプールの奉納等の中止は、1943年以来、77年ぶり2回目。

 豊年祭の開催については、新川字会の金城文雄会長、石垣字会の森永用朗会長、大川字会の宮良長欣会長、登野城字会の新城浩健会長が27日午後6時から、大川公民館で話し合った。

 金城会長は「例年通りに実施した場合、感染拡大防止策を講じることは困難」として①豊年祭の趣旨を生かし神事を中心とした祭とする②少人数の関係者を主体に行事の充実および縮小を図る③祝典、奉納等は中止するーと提案。他3字会長が賛同した。

 真乙姥嶽を中心に行われる四カ字の豊年祭(ムラプール)は島内最大級の奉納行事。例年、御嶽周辺は一日中、旗頭、巻踊り、五穀の種子授けの儀、アヒャー綱などを見ようと訪れた地域住民や観光客でひしめく。

 金城会長は「本県本市においても自粛生活からの解放感は否めない。夏の観光シーズンには県内外から大勢の観光客が押し寄せることが予想される」と感染拡大第2波を危惧。3字会長らも「新川字会の判断を尊重したい。神司と相談し、神事を主体に進める方向にした」、「オープンに行えば県外からも多くの人が来る。油断はできない」と賛同した。

 大綱引き用のワラの確保など準備に時間を要するため、この時期に中止を判断した。

 ことしは全国的にも感染拡大防止の観点から青森県の青森ねぶた祭や徳島県の阿波おどりなど祭行事中止が相次いでおり、郡内各地の公民館でも検討が始まっている。

 西表島の大原公民館は、8月1日の大原まつりの開催について地域で協議を進めている。玉盛雅治公民館長は「準備期間が1、2カ月必要なので、6月中旬には判断したい」という。

 与那国島の祖納自治公民館連絡協議会の真謝喜八郎会長によると、8月15日の豊年祭について、6月2日に協議する。真謝会長は「昨年も台風で綱引きが中止になった。綱を無駄にしないためにも行いたいが」と頭を悩ませている。

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