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竹富町・与那国町 観光客受け入れ

竹富島でも6月から宿泊予約が入り始めている(2020年3月13日撮影)

竹富島でも6月から宿泊予約が入り始めている(2020年3月13日撮影)

石垣市と足並みそろえる 独自に客数予約制限も

 【竹富町・与那国町】石垣市が6月1日から条件を付け段階的に観光客を受け入れることに伴い、竹富町、与那国町でも受け入れ再開へガイドラインを示す動きが出ている。両町は宿泊長期滞在者の受け入れ推奨や滞在中の感染防止策徹底など、市の基本的な考え方と足並みをそろえていく。竹富は独自の方針として入島客を抑えるため、観光サービス業者へ客数の予約制限を求めていく。各観光事業所が受け入れ準備を進める一方、ウイルスへの抵抗が強く、足踏みする経営者もおり、対応は分かれている。

 市が入域の受け皿を広げることで、観光資源が豊富な両町への観光客流入も想定される。感染を防ぎながら、どのように経済活動を再開させるかが課題だ。

 竹富町は、急激に観光客が増加しないよう、観光関連団体に予約数の制限を求める考え。具体的には、これまで1日当たり10人受けていた予約人数を5〜7人に減らす取り組み。代わりに料金を引き上げ、量から質への転換を狙う。町担当者は「強制力は無く、あくまで事業所側の判断になる」と協力ベースを強調。

 マリンレジャー業者からは「同業者が多くて、価格は下がっていく流れになると思う。少ない客の取り合いになるかもしれない」と指摘の声もある。

 竹富、波照間の民宿などは6月の予約が入り始めている。波照間の50代男性は「宿を再開しないと生活が厳しい。東京や大阪からの予約はしばらく受け付けないが、他地域から徐々に取っていきたい」と話す。黒島の50代男性は「町内で石垣市のような受け入れ方針はなじまない。日本人で1週間も長期滞在する客はいない。高齢の宿主は宿泊後の健康確認もできないのではないか」と難色を示した。

 一方、与那国町は今週までに宿泊事業者へ石垣市と同様の5項目を基本的な考え方として知らせた。

 水際対策では空港到着ロビーでサーモグラフィーによる体温測定を実施しているほか、感染の疑いがある人を診療所の外で診察し、町内ホテルで隔離する準備も進めている。

 民宿経営の60代女性は「今はインフラ工事の業者を受けている。県内客は安心だが、県外客は怖い」と不安げ。

 与那国町観光協会の崎元俊男会長は「島出身者の帰省も嫌がる人もいる。受け入れが再開しても、もろ手を挙げて観光客を迎えられないのでは」と話した。

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