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来月から軟水提供へ 硬度軽減化施設が完成

6月中の供用開始が予定されている水道水を軟水化する与那国町の硬度軽減化設備「RO膜ユニット」を登載した新浄水場=19日午後、宇良部岳麓(田頭政英通信員撮影)

6月中の供用開始が予定されている水道水を軟水化する与那国町の硬度軽減化設備「RO膜ユニット」を登載した新浄水場=19日午後、宇良部岳麓(田頭政英通信員撮影)

与那国町

 水道水を軟水化する与那国町の硬度軽減化設備「RO膜ユニット」を登載した新浄水場がこのほど完成し、6月中に供用開始する方向で調整していることが19日までに分かった。同町の水道水は硬度の高さが課題となっており、軟水化で石灰の付着軽減、水の飲みやすさの向上が期待されている。

 同事業は与那国町簡易水道整備事業。同町によると、総事業費は約17億円で、財源は国庫補助金を3割活用した。事業費内訳はRO膜ユニットを装備した硬度軽減化設備整備工事に約3億5000万円、面積約600平方㍍の新浄水場建設費は約1億5000万円。同施設工事は17年度に着工した。

 同町では水道水の原水に地下水や湧水を使っているが、硬度が高く水質基準の1㍑当り300㍉㌘以上のミネラル分を計測。また、現浄水場は1979年建設のため老朽化が進み、施設更新も必要となっていた。

 同町によると軟水の供用開始後、既存の送水管を通して現浄水場の水道水と混ぜて供給するが、硬度を約100~80㍉㌘に調整することが可能。老朽化した既存の水道管は、21年度から敷設替え工事を行う。管の耐震化も実施し、28年度に終了予定。最終的に新浄水場のみで水道水を提供する。

 まちづくり課の担当者は「(軟水化で)ポットなどに石灰がたまるということが解消される。軟水器の設置も必要なくなるだろう。軟水を購入する必要もなくなるため、経済的負担も軽減できる」と話した。

 同事業は当初、5月の供用開始を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で島外の専門家を招けず、水質チェックが遅れていた。今後、水質検査後に軟水の供用開始となる。軟水は世界保健機関(WHO)の基準で、硬度120㍉㌘以下の水。

  • タグ: 硬度軽減化設備「RO膜ユニット」与那国町
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