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割当量、前年比6割増に クロマグロ漁獲

沖縄県の漁獲枠が拡大されたクロマグロ。漁業者には安堵の声が広がっている=3月26日、八重山漁協

沖縄県の漁獲枠が拡大されたクロマグロ。漁業者には安堵の声が広がっている=3月26日、八重山漁協

枠拡大に漁業者ほっと

 資源回復を目的に都道府県別でクロマグロ(本マグロ)の漁獲枠を設ける国の第6管理期間(4月~2021年3月)で、沖縄県の漁獲可能量が当初の127・2㌧から78・1㌧増の205・3㌧に拡大された。県は増加分を県内操業期間の前期(4~7月)の割当量114㌧に追加して192・1㌧とする。昨年の割当量114㌧から約6割増。貨物臨時便の運航に加え、漁獲枠の拡大に八重山の漁業者からは「収入を得ることができる」と安堵(あんど)の声が上がっている。

 県が12日、農林水産大臣から管理量の変更を承認されたと発表した。昨年は5月17日に制限量近くに達しため、翌日に採捕停止を各漁協に通知。漁業者はシーズン中にも操業中止を余儀なくされ、石垣市議会などが「漁業経営を圧迫する」などとして漁獲枠の拡大を国に求めていた。県水産課によると、今期については最低でもおととしの県全体漁獲実績約190㌧の枠確保を国に伝えていた。

 八重山漁協などによると、昨年の水揚げは219本(前年比168本減)、約45㌧(同26㌧減)。ことしは13日現在、155本、30㌧の水揚げがある。日本トランスオーシャン航空(JTA)の貨物臨時便が運航されているため、水揚げされたクロマグロを豊洲市場を中心に出荷できるようになっている。

 八漁協鮪船主会(座波幸次会長)によると、臨時便の運航を喜ぶ一方、当初の漁獲枠に達して操業停止という事態にならないか不安を抱いていたという。

 座波会長は「臨時便が運航されて助かったと思っていたところへ、そろそろ漁獲枠に達して操業ができなくなるのではないかと心配していたが、漁獲枠が拡大されてホッとした。セリ値は下がっているが、漁獲枠が拡大されれば操業ができ、少ないけれども収入を得ることはできる」と話し、「今後も貨物臨時便を継続してほしい」と願った。

  • タグ: クロマグロ漁獲量
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