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パイナップル・マンゴー農家 輸送・販売に不安

収穫時期を迎えるパイン。新型コロナウイルスの影響で農家の痛手は大きい=21日、石垣市名蔵

収穫時期を迎えるパイン。新型コロナウイルスの影響で農家の痛手は大きい=21日、石垣市名蔵

航空便減や観光客減で

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、八重山の夏の特産品であるパイナップルとマンゴーの生産農家が輸送と販売面で不安を抱えている。収穫が始まっているパインは観光客の激減で、主流の土産用販売が低迷。加えて航空各社の大幅な減便で、当面、青果の発送は船便、または船便で沖縄本島まで輸送後、航空便で本土へ送ることになり、空路輸送と比べて到着まで日数を要するため、熟す前に果実を収穫しなければならず、品質低下が避けられない状況だ。

 JAおきなわ八重山地区営農振興センターによると、例年はこの時期から、ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で、観光客が土産用にパインを箱で購入し県外発送するが、ことしは客足が無く厳しい状況という。職員は「地産地消を呼び掛けるしかない。農家には自治体からの補助が必要だ」と肩を落とす。

 名蔵のパイン農家の男性は「船便での輸送と現地での配達遅れを含めて日数を逆算し、通常より早く収穫し発送しないといけない。熟す前に収穫すると品質が落ちる。損額は予想がつかないが、コロナの終息を祈るしかない」と困り果てた様子。

 マンゴーは6月中旬に収穫時期を迎える。同センターによると、マンゴーは(収穫後)傷みが早いため、船便郵送では郡内の農家らがブランドとして押し出している「完熟」状態で客へ届けることは難しいという。

 同センターマンゴー生産部会の友利和博部会長によると、ことしは天候など条件がよく、例年に比べて豊作だっただけに、農家の悲嘆は大きい。「航空便が無ければ、県外に発送する個人注文受け付けは厳しい。県内外の青果店にまとめて販売を依頼するなど、部会としてなんとか切り抜ける方法を模索している。農家の収入が減ることは避けられない。何らかの補助があると助かる」と語った。

  • タグ: パイナップル・マンゴー新型コロナウイルス
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