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石垣島の書き換えることができない歴史が…

 石垣島の書き換えることができない歴史が、何事もなかったのごとくにつくられていく。静寂さが不気味で恐ろしく感じる▼陸自ミサイル基地配備に関し、期限が迫ったぞ急げ、急げとばかりに石垣市と沖縄防衛局が締結した市有地売買契約。私たちは国防の前線基地と孫子の代まで付き合わざるを得なくなった▼これから始まるふるさとの未来。令和2年3月に島の歩む運命が決まり、歴史の「イフ(もし)」が通用しない平和の分かれ道だった。あの時、歴史が動いたと島の首長や一部議員が下した「選択」が正しかったのかどうか、検証が後世に委ねられた▼小欄で事ある事に平和構築の大切さを訴えるのには理由がある。日本が先の大戦に突入し敗戦へと向かう間、新聞は国家の発表を垂れ流し、ひたすら戦争をあおる役割を果たした▼マスコミの先輩たちはこの重大な事実を謙虚に反省し、戦後の新聞は「戦争のために二度とペンを、カメラを取らない。戦争のために輪転機を回さない」との誓いに他ならない▼だからこそ報道機関には手遅れにさせてはならない責務がある。本紙は今月、創刊70周年を迎えた。平和の道を確実なものにする努力に終わりはない。節目に当たり、おかしいことはおかしいと、権力に屈することなく声を上げ続けることを誓いたい。(鬚川修)

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