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浄水場の全面更新時期 原水調整池、増設検討へ

築52年を迎え、全面更新の検討が必要とされている石垣浄水場=8日

築52年を迎え、全面更新の検討が必要とされている石垣浄水場=8日

石垣市水道ビジョン案策定

 石垣市水道部は、2028年度までの10年間を計画期間とする水道ビジョン案をまとめた。石垣浄水場の経年劣化が進んでいることから、全面的な更新についても検討を行う時期に来ていると指摘。原水調整池(6万立方㍍)の5池のうち1池を整備して以降、中断している4池についても整備する方向性を打ち出している。

 浄水場については、2017年度の耐震診断で、多くの構造物に「耐震補強が必要」との結果が出ている。規模の大きな地震に備えるにはコンクリート構造物の耐震補強工事が必要となっているが、1968年の建築からことしで52年を迎えるため、耐震補強のみならず全面的な更新についても検討を行う時期としている。

 これ以外に白水原水調整池の整備、老朽化する機械・電気設備や配水管の更新なども必須で、必要となる費用は莫大(ばくだい)。このためビジョンでは、水需要量の予測に基づく料金収入、施設整備や維持管理の費用を考慮し、これに基づく財政シミュレーションを行うことで水道事業の安定経営に必要な施設を検討することが必要としている。

 浄水場の更新については「大規模地震が発生した際には、施設損壊のリスクが高く、断水など市民生活への大きな影響が予想される」として明確な方針を定め、検討を進めていく必要性を強調している。

 市の水道水源のうち、白水水源については、原水調整池5池(30万立方㍍)を設けることで1日当たりの安定取水量9000立方㍍を確保し、これに名蔵川(白水川)の自然水の安定取水量1日当たり1800立方㍍を加えて計1万800立方㍍とする計画。

 調整池の整備についてビジョン案は「財源の確保(国庫補助の活用)、残り4池の計画的整備(整備スケジュールと財政収支計画)」の方針を示している。

 ビジョン案は▽安全で良質な水道水▽災害にも強い安定した水道▽持続可能な水道事業の構築―を将来像に掲げ、これらを実現するための推進方策を列挙している。

 水道部は21日まで案への市民意見を募っている。市ホームページ、水道部施設課窓口、市政情報センター、市立図書館、市健康福祉センターで閲覧できる。

  • タグ: 石垣市水道ビジョン石垣浄水場
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