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新型コロナ 宿泊中止で経済苦境

 観光客減少を受け、川平湾に入る観光バスの数も減っている=3日午前、川平

 観光客減少を受け、川平湾に入る観光バスの数も減っている=3日午前、川平

香港ー石垣 3月も欠航 修学旅行は10校1000人超

 新型コロナウイルスの影響で、石垣市内のホテルでも宿泊キャンセルが相次いでおり、八重山経済が苦境にあえいでいる。修学旅行は少なくとも10校1000人超のキャンセルが発生しており、今後も増加する可能性が高い。ホテル業界は宿泊費を割り引くなど対策を講じているが、苦戦を強いられている。香港エクスプレスは3月中の石垣路線欠航を決め、外航クルーズ船は4日時点で17日まで寄港予定はない。

 例年この時期、修学旅行客でにぎわうホテルの一つは2月末、3月に予定されていた2校約320人分のキャンセルが入った。総支配人は「今の状況ではしかたないが、ホテル業としては死活問題」と話す。部屋の稼働率を高めるため非常時の「プランB」を実行し、宿泊費を最大5割引きする取り組みを展開するも「回復見込みはない」という。

 宿泊中止に伴って従業員の業務が減るため、勤務の見直しも課題。社員に有給休暇を取るよう促し、時間給のパート・アルバイトに仕事を割り振る方針を検討している。「コロナウイルス終息後に必ず潮目が来る。その時の準備をしなければならない」と強調した。

 八重山ビジターズビューローの八重山教育旅行誘致委員会は、ホテルや観光施設を対象にヒアリングを実施。4日現在、3施設から回答があり、3月までに10校約1150人のキャンセルを確認した。19年度の修学旅行は104校2万3490人を見込んでいるが、影響が出そうだ。

 石垣市観光交流協会は2月17日から同28日までの間、市内の観光施設やホテルなど16施設・団体を対象にヒアリングを行った。

 このうちリゾートホテル1施設では1校330人の修学旅行のほか、国内外問わずキャンセルが発生、宿泊客数が前年比1割減となっている。旅行代理店では5月予約のキャンセルや前日キャンセルも発生している。

 同協会は「国内客も自粛ムードに入っているので、3月も厳しい気がする」と分析している。

 石垣空港ターミナル㈱によると、2月22日以降の石垣路線を運休している香港エクスプレスは3日、3月28日までの往復14便の欠航を決めた。市港湾課によると2月のクルーズ船は21回寄港予定で19回キャンセル。27回寄港を予定していた3月は23回の中止が決まっている。

  • タグ: 新型コロナ経済
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