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石垣市議会 市有地売却案を可決 11対9の与党多数

平得大俣への自衛隊配備計画にかかる市有地の売却案に起立して賛成する与党議員=2日午後、本会議場

平得大俣への自衛隊配備計画にかかる市有地の売却案に起立して賛成する与党議員=2日午後、本会議場

市、3月中に契約締結へ

 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、3月定例市議会(平良秀之議長)は2日、市有地13.6㌶を4億1770万円で沖縄防衛局に売却する議案と、売り払い収入を盛り込んだ2019年度一般会計補正予算案を前後して可決した。いずれも与党の11対9の多数。市は今後、貸し付け8.8㌶(年額855万円)とともに契約の手続きを進め、今月中に締結する予定だ。

 本会議では補正予算案、売却案の順に総務財政委員会(砥板芳行委員長)、特別委員会(長山家康委員長)から報告を受け、それぞれ採決を行った。態度を表明していなかった与党会派「未来」の箕底用一、後上里厚司両氏が賛成に回り、公明石垣の石垣達也氏が退席した。

 補正予算案については委員長報告のほか、内原英聡氏の「少数意見報告」があり、「当日に資料を配布され、議案研究のための猶予が認められなかった。これでは審議不十分になるとの指摘があった」とした。

 質疑終了後には前津究氏が「議員は市民に対して説明責任を果たすべきだ。将来に禍根を残さないためにも解散が必要。市民の信を問うべきだ」として解散動議を提出、▽売却・一部貸し付けを行う▽全部貸し付ける▽売却・貸し付けもしない―の3点を争点に審判を仰ぐべきだと主張した。

 議会運営委員会で調整した結果、与党の多数でこの日の日程に追加しないことを決定、本会議でも同様の結論となった。このため16日の最終本会議に上程される。

 両議案の採決時にはそれぞれ討論が行われ、野党側は「十分な審議もしていない。住民投票訴訟の結論も出ていない。周辺4地区の意見も聞かないのか。もっと議論すべきだ。議会史上に汚点を残す」などと批判、与党側は「野党が審議を引き延ばした。4地区にも二桁の賛成者がおり、市長は両方の意見を聞いた。市民の安心安全のために自衛隊の活動拠点が必要だ」などと反論した。

 いずれの採決でも野党側は、旧ジュマールゴルフガーデン運営会社の代表である与党市議が市有地を無断で伐採・使用し、原状回復中であることを理由に「市有地が売却されると、原状回復の義務が消滅する」と除斥を要求。平良議長は、全国市町村議長会事務局などの見解を紹介し、「直接の利害関係者には当たらない」と認めなかった。

  • タグ: 陸上自衛隊配備計画3月定例市議会
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