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与那国町新庁舎 新年度予算への上程断念

町議を対象とした新庁舎建設の説明会が開かれた=27日午後、与那国町役場

町議を対象とした新庁舎建設の説明会が開かれた=27日午後、与那国町役場

6億9000万円縮小、野党認めず

 【与那国】昨年12月議会で新庁舎建設計画を撤回した与那国町(外間守吉町長)は27日午後、町議を対象に同計画の縮小案を公表し説明会を開いた。新庁舎の総事業費は地盤改良費を差し引いた約33億1800万円から約6億9000万円を圧縮し、総額約26億2600万円とするもの。建設候補地の変更はない。議員との意見交換で野党は「地元業者で造れる建物を」「都合のいい資料だ」などと反発。外間町長は新年度予算案への上程を断念した。

 同町が公表した主な圧縮額は▽本体工事約5億5000万円減▽外構工事1000万円減▽備品など約7500万円減▽情報システム移行費約4800万円減|など。具体的な圧縮内容としては▽屋根瓦設置取りやめ▽屋根付き駐車場取りやめ▽駐車場舗装の変更▽議場家具減額|などがある。

 庁舎の形態も2案紹介した。従来の三角案は延べ床面積3035平方㍍で総工事費約27億5000万円。延べ床面積3096平方㍍の四角案は約27億7000万円になる。

 田里千代基氏は「白紙撤回と言っていた。住民の声も聞くべきだ」「(現庁舎が)危険だから急いで造るということか。議会はそういうものではない」と反論。與那覇英作氏は「VE(圧縮)は剥がすだけ。このやり方なら造らない方がいい」と述べ、プロポーザル時の金額内に収めるよう訴えた。

 上地常夫総務課長は、国の市町村役場機能緊急保全事業の期限に触れ「起債は期限付きだ。令和3年3月に実施設計で契約しないといけない。この縮小案で予算化を」と理解を求めた。

 外間町長は取材に対し「(新年度の)予算計上は見送る。もう一度、議会との話し合いを持ちたい」と方向性を説明。「金額ありきで議会への配慮が不足していた。業者主導も強過ぎたと思う。地元業者でもできる仕様書でなければならない」と計画を変更する考えを示した。

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