八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

ヤエヤマヤシ群落を観察 理解深める

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落を観察した参加者ら=24日午前、西表島

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落を観察した参加者ら=24日午前、西表島

天然記念物を学ぼう

 【西表】天然記念物を学ぼう(西表島エコツーリズム協会主催)の第5弾「ウブンドルのヤエヤマヤシ群落観察会」が24日、西表島で開かれた。ヤエヤマヤシは、世界でも西表島仲間川流域にあるウブンドル、石垣島米原、干立にのみ自生している国指定天然記念物。講師の国際マングローブ生態系協会・馬場繁幸理事長が、参加した住民ら25人に特徴などを説明。八重山諸島固有のヤシについて理解を深めた。

 参加者を乗せた船は仲間川を上流に進み、群落が見えてくると岸につけ徒歩で目的地を目指した。傾斜のある山道を登り、地元ガイドが山の動植物について解説を入れながら約25分ほど歩くと、羽状複葉の葉の高木が姿を現す。

 10㍍以上もあるヤエヤマヤシが空に向かって突き出し、葉は気持ちよさそうに風に吹かれていた。

 馬場氏は、2008年に林野庁が行った調査結果を基にヤシを紹介。調査は3地点に分けて行い、1.5㌶の面積に1769本のヤシを確認。最高で22.8㍍に達するヤシもあった。10㍍以下は270本ほどあり、3.1~4㍍が最も多く、馬場氏は「もう少し伸びてくるヤシもあるのでは」と予想した。

 さらに観察していくと、広範囲にヤシが生育していることに馬場氏は「群生域は1.5㌶以上あるかもしれない」と想像以上の広さに驚いた。

 参加した徳岡信馬君(10)は「ヤシが想像より大きくたくさんあった。いい経験ができた」と話した。

 那須智子さん(30)は「普段は海の仕事をしているので、山に関する専門の話を聞けて勉強になった」、池村久美さん(61)は「自分の足で歩き目で見ることは大切だと感じた。いくつになっても学ぶことはたくさんある」と好奇心をのぞかせた。

 「天然記念物を学ぼう」シリーズは、同協会が県の助成を受けて今年度5回実施。イリオモテヤマネコやカンムリワシなど有名な天然記念物以外にスポットを当てようと、キシノウエトカゲ、リュウキュウキンバト、オカヤドカリなどの観察も行った。

  • タグ: 天然記念物を学ぼう西表島エコツーリズム協会
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム