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離島・北部枠 琉大医学部に3人合格

琉球大学医学部医学科推薦入試Ⅱの離島・北部枠に合格した右から黒島長優君、渡嘉敷茉奈さん、山田七葉さん=20日午後、同校校長室

琉球大学医学部医学科推薦入試Ⅱの離島・北部枠に合格した右から黒島長優君、渡嘉敷茉奈さん、山田七葉さん=20日午後、同校校長室

八重高3年山田さんと渡嘉敷さん、昨年卒業で挑戦の黒島君

 琉球大学医学部医学科推薦入試Ⅱの離島・北部枠に、八重山高校3年の山田七葉さん(18)と渡嘉敷茉奈さん(18)、昨年度卒業の黒島長優君(19)の3人が合格した。校長室で20日、3人とも「将来、八重山に帰り、地域医療に貢献できる人材になりたい」と頼もしい表情を見せた。

 地域医療の担い手育成を目的に離島、北部地域の受験生を対象とする制度。合格者は県から授業料と生活費が貸与され、将来、指定医療機関に一定期間勤務することで返還を免除される。 

 推薦入試Ⅱは地域枠と離島・北部枠からなり、離島・北部枠は県内離島3島(石垣市、宮古島市、久米島町)、本島北部5市町村(大宜味村、今帰仁村、本部町、名護市、宜野座村)に所在する高校の卒業者(1浪まで)か卒業見込み者が対象。高校は3人まで推薦可能。今年度は八重高の3人を含め県内5人が合格した。

 昨年の受験に失敗した黒島君は、予備校に通わず浪人する「宅浪」の道を選択。図書館、自宅、塾と場を切り替えて集中力を保った。「八重山は定住する医者が少なくて医者不足。卒業したらすぐ八重山病院で働けるよう、離島医療、地域医療をしっかり学びたい」と意欲を見せた。

 中学校3年生のころ県外に住み、地方と中央の想像以上の医療格差を実感したという山田さんは「医療格差を改善するためにはどうすればいいか、どんな医師になればいいか、しっかり考え学びたい」と抱負。

 祖父や周囲が沖縄本島に通院する姿を見て離島医療の格差を痛感したという渡嘉敷さんは「将来は総合診療医師として八重山で働きたい。大学の先輩たちとともに県全体の医療問題を考えていきたい」と語った。

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