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すべての児童の…

 すべての児童の幸福を図るために定めた児童憲章は「児童は、人として尊ばれる」「児童は社会の一員として重んぜられる」「児童は、よい環境の中で育てられる」とうたう▼しかし、現実の社会では、児童虐待という憲章とはかけ離れたことが発生している。2019年、県警が児童虐待事案で児童相談所へ通告した人員が、前年のほぼ2倍の1467人となり、07年以降の統計で過去最多であることが明らかになった▼通告人員の最多は、子どもの前でパートナーなどに暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」などの心理的虐待1067人で、全体の約7割を占めた。次いで身体的虐待203人、ネグレクト(養育放棄)187人、性的虐待も5年で5倍増となる10人に上っている▼子どもは素直な心で親を見つめる。それだけに親はかけがえのない人であり、切っても切れない絆がある。親として自分は我慢しても、子どもには不自由な思いはさせたくない。多くの親がそうあるのではないか▼県内の児童虐待が深刻化の実態と現実。家庭内でどのような事情があるにせよ、強い者が弱い者を痛めつけるのは人として最も恥ずべき行為だ▼子どもたちの笑顔を守るのは大人の責任。悲しき顔、悲鳴が聞こえるような病める社会にしてはならない。(鬚川修)

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