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昔、沖縄では仏壇を守り継ぐものが財産の…

 昔、沖縄では仏壇を守り継ぐものが財産のほとんどをもらっていたというがどうなのか。戦後は亡くなった人の連れ合いが半分、残りを子どもたちが等分でもらえるようになった▼子どもたちだけの相続でも当初は親の世話、墓守にはそれなりの案文が加味された。近年は等分意識が強く、たまにお客さん気分で帰省する島外居住の子どもたちも平素は生家のことに無関心、何もしていないことを忘れ平等を強硬に主張してくるようだ▼親の近隣に住んで生活介護、島の交際、墓守などをしてきた兄弟姉妹の当事者にとっては不本意で、こじれ裁判になった例も▼こんな世間の沙汰をご先祖さまは、先日の十六日祭でどうご覧になったのだろうか。今や、現生は散骨、樹木葬など何でもあり。この分では墓の継承もどうなっていくのか不安▼住民が墓を身近に感じるのは身内との死別時。墓掃除は十六日祭、盆のみで彼岸は数えるほど。それに事情で四十九日法要を葬儀日や初七日で繰り上げる家や子孫が当てにならないので一年忌以降の全法要も繰り上げしたいという家も増えてきた▼なら、全国に先駆けて終活公助係の創設はどうか。墓じまい、財産の整理相談に応じ代々の遺骨は役所管理の合同穴墓へ収骨し土に返す。住民の弔いが連日あれば花も香も絶えない。(仲間清隆)

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