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石垣市 生乳加工施設の計画始動

21年6月に供用開始予定 学校給食用ハサップ対応

 2021年7月のHACCP(ハサップ)義務化に向け石垣市が、ハサップに基づく衛生管理に対応した「八重山生乳加工施設」の整備計画を進めている。同事業は八重山地区(石垣市、竹富町、与那国町)の学校給食用牛乳を含む牛乳・乳製品等の安全、安心の確保と安定供給の維持が目的。今年度に基本計画、基本・実施設計の策定を予定し、20年夏ごろ工事着工、21年6月の供用開始を目指す。

 同計画の事業主体は石垣市。総事業費は約9億9000万円で、県の一括交付金の補助金を活用した乳業施設高度化整備事業。市の負担額は10分の1の約1億円。供用開始後、協業組合が指定管理を受け、工場使用料などから市の負担分を仕払う方式。

 石垣市によると、市内で生乳を加工するマリヤ乳業、ゲンキ乳業の工場老朽化で2社から要望があり計画がスタートした。学校給食を含む生乳は現在、市内2牧場が提供しており、17年度時点で年間供給量は約850㌧。新工場では供用開始年度の目標を850㌧以上に定めている。

 施設の指定管理を請け負う協業組合は、島内の乳業酪農関係者4社以上での組織が条件。現在、4社が名乗りを上げている。従来、各牧場はマリ乳業と八重山ゲンキ乳業の工場で生乳を加工した後、製品を市場に供給。新工場建設後はハサップ対応の衛生管理の下、従来通り市場に商品を供給できる。ハサップ義務化後、未対応工場で生乳された牛乳は学校給食で使用できない。

 新工場建設地予定地はバラビドー(登野城)の市有地。敷地面積約2300平方㍍、施設の延べ床面積は約1000平方㍍で平屋建て。基本計画と基本・実施設計はすでに発注済みで、施設建設工事費は新年度予算案に盛り込む予定。市畜産課の平良嘉英課長は「ハサップ対応しないと学校給食での牛乳が滞ってしまう。子どもたちのために、生乳でおいしい牛乳を届けたい」と話した。

八重山生乳加工施設建設予定地

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