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漂着ごみに目を向けて 平野海岸で清掃活動

1時間作業で回収した漂着ごみ。2㌧トラック3台分の量になった=1日、平野海岸

1時間作業で回収した漂着ごみ。2㌧トラック3台分の量になった=1日、平野海岸

「生物リテラシー」を選択する3年生企画のビーチクリーンに参加した生徒ら=1日、平野海岸

八重農の3年生企画 2㌧ダンプ3台分を回収

 八重山農林高校で「生物リテラシー」を選択する3年生14人が1日、海洋プラスチックやマイクロプラスチックなど漂着ごみの現状に目を向けようと平野海岸でビーチクリーン活動を企画、生徒職員合わせて約60人が参加した。約1時間の作業で2㌧トラック3台分のごみを回収した。活動の様子を2月中旬ごろに市役所ロビーで紹介、現状報告を行う予定だ。

 14人は授業の現地視察で海岸に漂着している膨大なごみの量に確認。多くの人たちが深刻な現状に目を向けなければ解決できないと考え、ビーチクリーンを通して市民にメッセージを伝えようと企画。実行委員会を立ち上げ、校内にポスターを張るなど呼び掛けを行い、準備を進めてきた。

 同日は生徒会、野球部、郷土芸能部、サッカー部、職員などのほか、石垣市公営塾に通う八重農生の呼び掛けで八重高からも4人が参加した。

 午前10時すぎに作業を開始。1時間の回収後、2時間かけて分別を行った結果、市役所から配布されたごみ袋でペットボトル134袋(約6700本)、発泡スチロール56袋、漁具26袋、燃えないごみ14袋、ビン5袋、電球2袋、空き缶1袋になった。

 ごみ袋に入られない大型の漂着ごみとしては浮き玉166個、大型発泡スチロール76個、大型プラスチック製ごみ33個、蛍光灯20本、ライター20個、木製廃材4枚も回収した。

 実行委員長を務めた佐藤天徒君(ライフスキル科3年)は「普段、何げなく見ているときは気付かなかったが、ごみ問題について学んでいく中で海岸のあちこちにごみが落ちていることに気付くことができた。この問題をぜひ多くの人に知ってもらいたい。今後もいろんな形でこの問題に取り組んでいきたい」と述べ、参加者に感謝した。

 生徒会長の慶田花涼馬君(グリーンライフ科2年)は「海がこんなにも汚れていることを知ることができた。少しでも海がきれいになったのでよかった。これからも海岸をきれいにして石垣島の自然を守っていきたい」と感想。

 引率した生物リテラシー担当の長浜大樹教諭は「島の将来を担う子どもたちがこの問題に触れ、自分のこととして考えることは非常に意義深い。しかし、ごみを海岸から回収するだけでは解決にはつながらないので、多くの方に現状を知ってもらい、日々の生活について考えてもらえたら」と期待した。

  • タグ: 八重山農林高校漂着ごみ清掃活動
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