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宮良川利用ルール策定へ 県協定活用今夏目指す

業者過多になっている宮良川。関係業者が利用ルール策定を目指している=27日午前、宮良川

業者過多になっている宮良川。関係業者が利用ルール策定を目指している=27日午前、宮良川

業者過多で待望論出る

 宮良川をカヌーなどで利用する業者が利用ルールの策定を目指している。宮良川でツアーを実施する業者は増加傾向にあり、現在ではピーク時で約15業者。業者間で利用ルールの待望論が出ていた。県の保全利用協定を活用し、ことし夏までにまとめたい考え。27日夜、石垣島観光で県の担当者らを招いて説明会(石垣島観光主催)を開き、9業者が出席。現状の問題点について認識を共有し、各社の自主ルールなどについて意見交換を行った。

 説明会は、県世界自然遺産推進室やJTB沖縄の担当者が、保全利用協定制度やSDGs(持続可能な開発目標)の理念などを説明。県の担当者はルール作りのポイントとして▽自然環境▽安全管理▽地域|への配慮を挙げ、代表的なルールには▽動植物の採取・餌付け禁止▽ツアーの人数制限▽地域行事への参加|などがあると紹介した。

 業者からは「資材を橋の下に置くと新規業者もそこに置いてしまう」「カヤックが邪魔で奥に行けない問題がある」「砂の堆積で通れる場所が限られる」と課題を指摘する声がある一方、「清掃活動も業者で集まってできたら」「新人は必ず研修するようにしている」などと提案や報告もあった。

 自主ルールなどに関しては「カヤック団体は1人で5艇は見られる。減らしたい方がいいなら対応したい」「人数的には多くても10人前後が最大」「休業の基準は風速何㍍にするのか」などの声があった。

 石垣島観光の美馬誠憲事業部長は取材に「夏までにルールを決めたい。ポイントは安全面や自然環境保全、1人当たりの人数だろう」と方向性を示した。今後、年度内に再度説明会を開き、ルールの具体案を詰める予定だ。

 県の保全利用協定は2002年に創設された。エコツアーに関わる事業者が自然環境の保全と持続的な利用を目的に策定するもので、八重山では西表島の仲間川地区保全利用協定、白保サンゴ礁地区保全利用協定、吹通川地区保全利用協定の3地区で認定されている。

 宮良川ではこれまで業者の駐車場利用方法に疑問の声があったため、業者間で19年に「宮良川ガイド組合(仮)」を発足させ、駐車場ルールを設定。現在は県道沿いの一般駐車場で業者の駐車を不可とし、向かいの工事現場ヤードの敷地に止めている。

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