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新聞紙面に徳勝龍、無心…

 新聞紙面に徳勝龍、無心、歴史的下克上の見出しが躍る。大相撲初場所で平幕徳勝龍が大関貴景勝を下し、初優勝を飾った▼2日目に敗れたもののその後は連勝街道を走り、終わって見れば14勝1敗の成績。幕尻力士の賜杯獲得は20年ぶり、奈良県出身者としては98年ぶり、33歳5カ月での制覇は日本出身力士で最年長とまさに記録ずくめの快挙だった▼相撲道は、人格と生活態度がにじみ出るところと言われる。千秋楽の結びの一番で優勝を決め、感極まった。花道を引き揚げる間も涙が止まらない。インタビューの際に、場所中に急逝した恩師に話が及ぶと、感謝の言葉を表す目にさらに涙が光った▼遅咲き、土俵に立ち続け、無休でつかんだ初賜杯。「僕みたいな地味な力士はせめて一生懸命相撲を取り、勝負し続けるしかない。休みなんてありえない」の言葉はこの人らしい。白鵬、鶴竜の両横綱が早々に休場し、世代交代が注目された初場所は、思わぬ伏兵が土俵を大いに沸かせた▼挑戦者としての姿勢を貫き、取り組み一番一番に集中力を発揮して頂点を極めた徳勝龍。春場所に向けて「もう33歳じゃなくて、まだ33歳だと思って頑張る」との宣言が頼もしい▼心技体で一瞬の立ち合いからドラマが始まる。これからの大相撲の世界、ますます目が離せなくなった。(鬚川修)

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