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世は高速デジタル時代なのに遅速アナログ…

 世は高速デジタル時代なのに遅速アナログでご都合主義的な制度のひとつに高齢者・物故者叙勲がある▼不慮の事故、病での急逝でない限り、通常叙勲の目安が70歳なら予定候補者にはさっさと進呈してよさそうなものを、なぜか老いぼれてからか、没後にしてあるのはなぜだろう▼過日、高齢者叙勲を受けた方の話で印象に残ったことが。「春と秋の叙勲発表と違って新聞の扱いも小さい。3行で告知、写真なし。同じ叙勲で、なぜこうも扱いが違うのだろうね。いまさらとは思いながら恭(うやうや)しく頂戴したが、喜びも半ばという心境だった」▼「しかし、自分は生きている間にもらえたからまだしも、周りには亡くなってから家族に伝達された人、大勢のもらえなかった人もいるので、とやかくは言えない。私もほんとうのところは物故者叙勲の対象者だったかもしれないからね」と▼ともあれ、この褒章制度に世の校長先生たちも目くばせしていわく「自分たちのほとんどは高齢どころか死ぬのを待ってしか叙されないので、同輩が生前にもらったりすると、桜を見る会みたいに時の権力者の覚えでもらったのではと、勘ぐり、疑ってしまう情けないひがみ根性が染みつき困っている」と笑う▼世は百歳時代。「褒章をくれるならせめて生きているうちに」と代弁す。(仲間清隆)

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