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環境省 島の自然環境保全に理解を

改修工事を予定する環境省西表野生生物保護センター=2019年9月25日

改修工事を予定する環境省西表野生生物保護センター=2019年9月25日

館内の展示スペース。全面改修が計画されている=2019年9月25日、環境省西表野生生物保護センター

西表野生生物保護センター 改修で施設機能向上へ

 【西表】環境省が2020年度以降に西表野生生物保護センターの改修工事を計画していることが、17日までに分かった。展示コーナーを全面改修し、レクチャールームの規模も広げる。改修に併せ、来館者に島の自然環境の保全に対する理解を深めてもらおうと、イリオモテヤマネコの保護・リハビリの様子を見学できるバックヤードツアーの実施も予定。

 センターはことしで築25年目。敷地面積6662平方㍍に延べ床面積704平方㍍の鉄筋コンクリート造り2階建て。月曜・祝日を除き午前10時から午後4時まで開館。来館者は年間約1万5000人を数える。

 観光客や地元ガイド事業者からは、開館時間の延長や悪天候時の有効活用を求める声もあり、同センターの竹中康進上席自然保護官は「島民やツアーに参加できなかった観光客がセンターに立ち寄ることで、西表の自然をより身近に感じられるような施設にしたい」と話す。

 来館者の滞在時間を延ばせるよう、交通事故に遭ったヤマネコの一時保護や終生飼育を行うケージを見学するツアーを計画。今年度中に既存施設でモニターツアーとアンケートを実施、これを整備計画に生かす考えだ。週に数回の定期ツアーを目指す。ヤマネコの野生復帰に影響を与えない範囲で行う。

 ヤマネコ以外にカンムリワシなどの野生動物を治療・保護する施設見学もツアーに組み込む予定だ。

 展示部分は、テーマや季節に合わせ展示物を入れ替える予定。施設内の配置換えをしてレクチャールームも充実させる。施設機能の向上と同時に、センターを管理する職員の増員も検討、来館者に細かく対応できるよう体制を構築する。

 竹中保護官は「住民や観光客がリピートできる形にもっていきたい。センターの役割を強化して、滞在できる仕組みをつくっていく」と話している。

 改修工事は、世界自然遺産推薦地「奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島」の保全管理拠点施設「世界遺産センター(仮称)」の整備とは別。西表島、新潟県佐渡市、北海道釧路市で環境省が所管するセンターで行う。改修費用は国際観光旅客税を充当。事業費は今後、算定する。

  • タグ: 西表島保護センター
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