八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

ゆうな、36年の歴史に幕 きょうまで営業

旧空港時代の写真を手にする店主の具志堅陽子さん=29日午後、空港食堂ゆうなパーラー

旧空港時代の写真を手にする店主の具志堅陽子さん=29日午後、空港食堂ゆうなパーラー

豚、鶏、かつお節からダシをとった1番人気の八重山そば。レシピを受け継いでいる=29日午後、空港食堂ゆうなパーラー

空港食堂パーラー

 南ぬ島石垣空港内の「空港食堂ゆうなパーラー」(具志堅陽子店主)が31日をもって閉店し、旧石垣空港から続いた36年の歴史に幕を閉じる。旧空港では「空港レストランゆうな」として営業、新空港では店名を変えたものの、「八重山そば」の味を引き継いできた。  ゆうなは1983年、具志堅紘さん・富久子さん夫妻がオープンさせた。八重山そばやステーキ丼、サンドイッチなど人気メニューが手頃な価格で並び、空港職員や観光客、市民に広く愛されてきた。  紘さんが23年前に病気で他界して以降、富久子さんが店を切り盛り。2013年3月7日に開港した現空港に移転してからは娘の陽子さんが店名を改めて引き継いだが、ことし4月には富久子さんも他界。チェックインロビーの拡張工事の計画もあり、「そういう意味でも一つの区切りかな」(陽子さん)と閉店を決意した。  ゆうな(オオハマボウ)の花言葉は「楽しい思い出」。人と人との「つなぎ目」としてアットホームな居場所づくりを大切にしてきた。陽子さんは「母から『皆を家族だと思いなさい』と言われてきた。観光客や島の人に『おかえり』、『いってらっしゃい』と言えるような寄り添える食堂を目指してきた」と話す。  那覇の自宅に向かう前に立ち寄った宮良いおりさん(27)は「小さいころから通っていたからとても寂しい。どんなに忙しくてもゆうなで食べていくのが習慣だった。これからどこでそばを食べて帰ろうか」と閉店を惜しんだ。  陽子さんは「旧空港からここまで島の皆さんに支えていただいた。最終日もいつも通り店を開いて、売り切れるまで食事を提供したい」と笑顔を見せた。  31日も午前8時から午後7時半まで。売り切れ次第終了予定。

  • タグ: ゆうな閉店
  • ページ移動

    キーワード検索フォーム