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ことしの流行語大賞は「ワンチーム」…

 ことしの流行語大賞は「ワンチーム」。アジアで初めて開催されたラグビーW杯で史上初の決勝トーナメントに進出し、ベスト8に輝いた「桜の戦士」のチームコンセプト▼桜の戦士は、全国を熱狂させた。7カ国17人が海外出身選手という多様性、文化も価値観も違う選手が4年間の激しい練習に耐え、育んだチーム文化がワンチーム。チームのために戦う▼ラグビーと言えば「ノーサイド」。試合終了の笛とともに互いの健闘をたたえ合う精神をいう。では、こちらはノーサイドといくだろうか▼自治基本条例の廃止をめぐり内外の注目を集めた石垣市議会である。条例見直しのための議論や審議会を通した情報公開、協働といった一切の手続き、桜の戦士でいう「激しい練習」を蓄積することなく、一気に廃止することを試みた。これではワンチームにほど遠い▼言うように不備があるならば、市民参加のうえでともに自治を学び、議論し、よりよい条例を協働でつくるべきだ。それこそが自治▼思えば明治以降、県内外や台湾から開拓移住を受け入れ、戦後も「八重山合衆国」と呼ばれた島々である。歴史を通して、多様な文化と価値観を持つ人々を受け入れる奥深さがある。われらこそ「ワンチーム」で条例を学び、つくりあげよう。その気概を持ちたい。(慶田盛伸)

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