八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

竹富町議会一般質問 ドローン運用へ電波調査

西表島上原―鳩間島間で

 12月定例竹富町議会(新田長男議長)一般質問最終日は12日、上盛政秀、仲里俊一、那根操の3氏が登壇した。物流配送の効率化に向け町は、2021年度に無人航空機(ドローン)の本格運用を目指し、今年度、西表島上原―鳩間島間の電波調査を実施する。上盛氏の質問で明らかにした。ドローンは携帯電話の電波帯を用いて運用するため、島間で電波が届かない箇所や電波同士の干渉状況を確認する。仲里氏がただした上原デンサー広場のステージ新築工事は、20年2月中に実施設計を終え、予算のめどが付き次第着工する。

 町内の島間交通や物流輸送は船舶に依存。上原―鳩間島の運航は天候に大きく左右され、多い時期は1カ月のうち7~8割が欠航することもあり、物資の供給や災害対応において住民生活に大きな影響を及ぼしている。

 ドローンの本格運用を見据え、町は20年度に石垣、西表、鳩間間など5区間でドローンによる物資輸送の実証実験を行う計画。21年度に企業を誘致した事業化への検証と、物資輸送手段の確保基本計画を策定する。配送を効率化することで、他地域との住環境の格差を改善する方針だ。

 上盛氏は実験前のニーズ調査や輸送できる積載重量について質問。小濱啓由政策推進課長は「民間企業や住民へのヒアリングを予定している」とし、地域住民から、医薬品や天候不良時に届かなくなる給食の牛乳の輸送などについて問い合わせがあることを紹介。「解消したい。積載重量は15~20㌔程度だが、天候により変わる事象も含めて取り組みたい」と答弁した。

 デンサー広場のステージについて教育委員会の田代仁総務課長は、既存のステージを解体し広場内に新しいステージの建設計画を示し「細かい要請も含めて、今年度中に公民館と調整したい。工事の財源メニューは探している」と答弁。

 西表東部の集出荷場整備について仲里氏が規模などを質問。登野盛恒雄産業振興課長は「決定ではないが、検討委員会の案で延べ床面積500平方㍍、鉄骨平屋造り」とした。

 同集出荷場は、20年度に県と調整、21年度の完成を計画。取扱品目はパイン、カボチャ、水稲、じゃがいもが予定されている。

 那根氏は、鳩間島への光ブロードバンドサービス開始についてただし、小濱課長が、沖縄小規模離島生活基盤整備推進事業の海底送電ケーブル敷設工事に併せ、鳩間島、船浮に光ファイバー通信を整備する案を示した。町は事業化に向け県と調整を進めている。那根氏はICTの充実で「タブレットなどの画面を通して医師から住民が直接診察を受けられるようになる」と遠隔医療の実現に期待した。

 13日は最終本会議が行われる。

  • タグ: 竹富町議会一般質問
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム