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竹富町議会一般質問 黒島に屠畜場・食肉センター建設を

町、慎重に検討の方針

 12月定例竹富町議会(新田長男議長)一般質問2日目は11日、三盛克美、宮良道子、加屋本真一、渡久山康秀の4氏が質問した。宮良氏は新たな産業と雇用拡大に向け黒島屠畜場・食肉センター建設を求めた。町当局は生産農家や地域住民の合意形成を前提に、近隣市町の食肉処理施設の運営状況を確認し慎重に検討する方針。宮良氏は「今後、牛の価格が下がるかもしれない。本土の購買者に安く買い取られることなく、生産から加工まで町内で行えるよういくつかの選択肢が必要」とした。

 宮良氏によると、黒島家畜市場では、年間約100頭の老廃牛や成牛がセリにかけられているという。黒島で施設が完成すれば、牛以外にヤギや豚の処理も視野に入れ、「畜産関連産業の雇用が生まれ、黒島牛を銘柄に観光誘客として特産品にもなるのでは」と整備を要望した。

 登野盛恒雄産業振興課長は「重要な取り組み」と位置付けた上で、一定の処理件数が見込めず採算が取れないケースを懸念。施設に一定量の搬入を担保するため「生産者や地元住民の合意が重要」と述べた。

 竹富町役場移転計画で三盛氏は、西表本庁舎と石垣支所の条件整備が整っていない点を指摘。「来年12月の緊防債提出期限にしばられて急ぐことが果たして未来の若者たちのためになるのか。役場移転の賛成・反対を抜きにしてもっと議論を重ねるべきだと思う」とし、議場や町長室の配置などについて質問した。

 小濱啓由政策推進課長は基本方針案で示されたビジョンを基に「議会機能は本庁舎へ配置。町長室の配置は明記されてない。本庁舎への金融機関配置の可能性は低い。職員住宅の用地は見つかっておらず、職員が石垣から西表へ通うとなると、交通費は年間約5000万円と基本方針案で示されている」と答弁。

 渡久山氏は、財政シミュレーションの早期公表を求め、小濱課長は「形が出てきたら日程を調整して住民説明会で公表したい」と述べ、公表時期の明言を避けた。

 竹富島の入域料収受率が9月からの3カ月で1割程度という結果に、加屋本氏は「今後、各島で導入するのであれば、船のチケット、船会社の独自ツアーに上乗せする収受方法もあるのではないか」と質疑。小濱課長は収受主体が船舶会社から島の財団へ変更になった経緯を説明し、「現段階では周知方法が課題」と答えた。

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