八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

わたしたちのすまむに 方言話者とペアを

方言に関するミニゲームを行う参加者たち。標準語を使わずにメッセージを伝えた=7日午後、石垣市立図書館

方言に関するミニゲームを行う参加者たち。標準語を使わずにメッセージを伝えた=7日午後、石垣市立図書館

方言研究者マシュウさん 継承プログラム提唱

 スマムニ(島言葉)継承の基礎を築くプログラム「わたしたちのすまむに」と題したイベントが7日午後、石垣市立図書館で開かれた。琉球大学大学院生で四カ字方言を研究するトッピング・マシュウさん(34)が主催。計画的にスマムニ学習する方法として、方言話者とペアを組む継承プログラムを提唱した。フィンランドのラップランド大学大学院生で言語学を研究する宮良出身の半嶺まどかさん(31)も助言した。

 マシュウさんが提唱するのは「マスター(指導者)・アプレンティス(学習者)」(M・A)を活用してのスマムニ学習。学習者が指導者と日々の生活でペアを組み、スマムニを取得するのが目的。アメリカで行われている取り組みで、先住民族の地域で言語継承に応用されている。

 M・Aのポイントは▽指導者と友達になる―ことなどを紹介。指導者と仲良くなれば、言葉に関係なく楽しく過ごすことができるから、「ストレスを感じると継続しない可能性がある」と指摘した。

 マシュウさんは、スマムニも時代ごとに言葉遣いが変わることを指摘した上で「マスターの言葉をモデルとして真似してほしい。いま生きている人のスマムニを大事に」と呼び掛けた。

 説明会には市民ら約25人が参加。方言に関するミニゲームでペアを組み、標準語を使わずに「具志堅用高のポーズを」「相手に似顔絵を描いてもらう」などの指令に挑戦。スマムニやジェスチャーを交えてメッセージを伝えた。

 半嶺さんは「若い人は八重山ムニを学ぶ機会がない。内地に行くと『方言を喋って』と言われ、なぜ私は喋れないんだろうと思い活動を始めた」と語り、M・Aについて「主体はあくまでもペア。週末の空き時間など、2人でできるような活動を」とアドバイス。実践に参加する希望者も募った。

 参加した西石垣勇人さん(45)=石垣=は「青年会や字会での行事でスマムニはよく使うが、私は喋れないので勉強しようと思った。周りの先輩とスマムニで話していくことで、子どもにも伝えられるようになれば」と話した。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム