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急患搬送変更を説明 市消防本部

八重山病院に近いヘリポート設置について意見を交わす八重山病院(右側)と市消防本部=5日午前、同院

八重山病院に近いヘリポート設置について意見を交わす八重山病院(右側)と市消防本部=5日午前、同院

県立八重山病院側 ヘリ添乗医師のリスク懸念

 石垣島周辺離島からヘリで輸送された患者の引き継ぎが6日以降、真栄里ヘリポートから南ぬ島石垣空港内の場外離着陸場に変更されるのを受け市消防本部は5日、県立八重山病院に急患搬送体制の説明を行った。今後は、伊原間出張所の救急車が空港で待機し患者を引き継いで同院に搬送する。篠﨑裕子院長は、市に要望してきた病院周辺での代替用地確保が実現していないことを指摘。ヘリ添乗医師のリスクを懸念し、「今後、当院の医者はヘリに乗らなくなるかもしれない」との可能性を示唆した。

 篠﨑院長は「ヘリ添乗は医師が自ら手を挙げボランティアで行ってくれている」とし、「移動中は十分な処置ができない。真栄里ヘリポートは病院への距離が短いことで先生たちに安心感があったと思う。15分という時間的ロスで患者の命の危険や後遺症の確率も高まる。その責任を医師に負わすのか」と述べた。

 病院側は旧空港跡地内への代替地を求めたが、消防は「庁舎建設の作業員宿舎や資材が搬入され、区画整理も始まるため厳しい」と議論は平行線をたどった。

 大濵安久消防長は、第7次沖縄県医療計画の急患空輸体制構築の中から「搬送時間の短縮、救急患者の救命率向上および後遺症の低減を図るため、救急病院のヘリポート整備を促進する」という部分に触れ、「美ぎ島美しゃ市町村会の構成市町村連名で県知事宛てに要請する作業を進めている」と新たなヘリポート整備の責務は県にあるとの認識を示した。

 今後、搬送時間が長くなることに不安の声が上っていることから、真栄里と新空港を比べるための検証も必要となりそうだ。

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