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復旧工事いまだ行われず 田原川、護岸決壊から7カ月

災害復旧工事が行われず、片側通行が続いている県道与那国線=11月30日、祖納

災害復旧工事が行われず、片側通行が続いている県道与那国線=11月30日、祖納

与那国町 人手不足影響、今月再入札へ

 【与那国】ことし5月の大雨で護岸が決壊した田原川で、復旧工事がいまだ行われていない。県が8月1日に災害復旧工事の入札を行ったが、土木・建設業者の人手不足の影響で入札不調に終わったため、被害から205日が経過した3日現在も大雨の爪痕が残ったまま。護岸沿いの県道与那国島線は片側通行を余儀なくされている。県は12月中の再入札を計画している。

 決壊した護岸は祖納集落入り口の十山橋付近。5月、八重山土木事務所は決壊場所を大型土のうで応急処置を行うとともに、県道の片側を通行止め、土のうを配置して県道から護岸への水の流入を防ぐ措置を取った。決壊部分は6月、玉城デニー知事も行政視察で確認している。

 同橋付近は現在も片側通行となっており、「工事作業中」と書かれた看板と、簡易式信号機が設置されている。

 県は8月、県道と田原川の災害復旧工事の入札を実施。業者15社(与那国8社、石垣市7社)を指名したが、応札はなかった。

 八重山土木事務所河川都市港湾班の担当者は「(業者の)人手不足は長らく言われている。与那国町に限らず入札の不調不落はある」と説明。12月に再入札する工事の工期は約3カ月間を見込む。町民には「片側通行が続いているので、注意して運転を」と呼び掛けている。

 8月の入札を見送った与那国町内の業者の1人は「一般的に与那国は人も業者も少ない。手持ちの工事が多いので12月も不調かもしれない。人手不足が続くと、今回のように入札不調が続くだろう。昔から石垣市の業者も参入してきたが、石垣も忙しいので離島に行って工事はしない」と話した。

 田原川については改修工事も計画されている。県は2019年度に実施設計、20年度に実施設計と用地取得を行い、用地を確保次第着工、27年度に完成予定。

  • タグ: 与那国田原川護岸決壊
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