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イリオモテヤマネコ 事故防止対策で意見交換

イリオモテヤマネコの事故防止対策について意見交換する委員ら=28日午前、竹富町役場2階大会議室

イリオモテヤマネコの事故防止対策について意見交換する委員ら=28日午前、竹富町役場2階大会議室

草刈り作業に基金活用へ

 イリオモテヤマネコの交通事故発生防止に関する連絡会が28日、竹富町役場で開かれ、行政機関や関係団体が今後の対策を共有した。町世界遺産推進室は、ほとんど利用されていないイリオモテヤマネコ保護基金を、道路の見通しをよくするための継続的な草刈り作業に充てる方針を示し、ボランティア団体からも歓迎する声が上がった。

 基金は、ヤマネコや在来野生生物の保護活動や啓発活動の推進を目的に2010年度に設置され、寄付金などが積み立てられている。ただ、活用実績は15年度のフェンス設置工事に200万円が使用されたのみ。現残高は859万円となっている。

 同室は「地元関係者へのヒアリングや意見交換会などを踏まえ、継続的な草刈り作業の実施態勢を構築する。それを踏まえ、来年度から基金を活用し運営する予定」と説明。

 委員も「ボランティアに頼るのはよくない。有償になれば作業をする人も増えるのではないか。ぜひ検討をお願いしたい」と要望するとともに、基金の使い道を今後明確にするよう求めた。

 道路環境については「法定速度を守っていてもカーブで急にヤマネコが出てくれば、よけきれない。カーブには侵入防止柵を設置し、直線道路は草刈りで見通しをよくすることが大事だ」との声も。

 西表大原ヤマネコ研究所は、記録のある1978年以降の交通事故地点と、目撃多発地点を重ねたところ、22カ所が交通事故危険箇所として抽出されたと報告、「危険箇所を共有し、今後の事故対策に生かしてほしい」と呼び掛けた。

 事故原因の主な要因となっている法定速度超過については、環境省が速度警報装置効果検証調査の検討内容を説明した。ヤマネコの目撃情報が東部に多くなっていることも報告したが、委員からは「西部では目撃する人もいるが、いつも見るので報告しない。目撃する人に焦点を当てて情報を提供してもらってはどうか」との提案があった。

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