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「即時着工」「高率補助を」 早期建設へ総決起大会

築58年と老朽化している現工場。石垣島製糖は、市が主体となり国の補助事業を受けるよう求めている=27日午前、名蔵

築58年と老朽化している現工場。石垣島製糖は、市が主体となり国の補助事業を受けるよう求めている=27日午前、名蔵

新石垣島製糖工場早期建設総決起大会が開かれ、約300人が「ガンバロウ三唱」で新工場の早期建設を求めた=27日午後、大浜公民館

石糖新工場

 石垣島製糖(松林豊代表取締役社長)の新工場建設への機運を高めようと27日午後、大浜公民館で新石垣島製糖工場早期建設総決起大会(主催・石垣市さとうきび生産組合、JAおきなわ八重山地区本部、共催・市農業委員会など8団体)が開かれ、農家などの関係者約300人が「新工場の即時着工、早期完成」「(国の)高率補助を」などと訴えた。早期建設に向けた大会決議も採択した。

 市さとうきび生産組合の伊敷繁光組合長は、主催者あいさつで老朽化する現工場の状況を紹介。「自治体が主体となり政府に働き掛け、高率補助を受けることが重要。組合員、関係組織の総意は即時着工、早期完成にあると確認して、政府への要望展開に向け歩みを進めよう」と呼び掛けた。

 JAおきなわ代表理事理事長の普天間朝重氏は、「企業の経営体力を超えた負担は、工場を造っても経営悪化しては本末転倒。一部負担をどうしてもつくり出さないといけない」と訴えた。

 前沖縄北方担当大臣の宮腰光寛衆院議員はメッセージを寄せ、「以前の枠組みでは整備に相当の困難を伴う。設備、工場の使用現状、概算利用積算、工事工程の変更など計画の精度を高め、県や市町村の協力を得ながら制度面の充実を検討する必要がある」と述べた。西銘恒三郎衆院議員もメッセージを寄せた。

 中山義隆市長は「工場建設には高額な予算が必要。全国各地で災害もあり、大きな予算を動かすのは難しい。宮腰前大臣、西銘恒三郎氏には党中央、国と折衝して予算の確保に努めてもらいたい」と来賓あいさつした。

 松林社長は「資材、運搬費高騰もあり自主負担で財源確保は厳しい。指定管理制度を活用し、市には事業主体になってほしいと伝えている。農水省、県、国会議員、県議会議員、市議会議員に工場建設が必要と強く訴えたい」と新工場建設に理解を求めた。早期建設に向けた大会決議案も採択された。最後は全員で「ガンバロウ三唱」で気勢を上げた。

 石垣島製糖の現工場は1961年に建設され、ことしで築58年と老朽化している。現工場の公称処理能力は1日1000㌧。ただ近年、雨天原料切れによる圧搾停止や、原料不足で処理速度を落としての圧搾運転を余儀なくされ操業期間が長期化。1日平均700㌧を下回る傾向もあり、収穫作業の効率化と工場設備更新が求められている。同社によると新工場建設は概算で260億円。

  • タグ: 新石垣島製糖工場早期建設総決起大会石垣島製糖
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