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受賞者の功績たたえる 八重山毎日文化賞

八重山毎日文化賞贈呈式で表彰を受けた、左から正賞の潮平正道氏、黒島為一氏の代理で出席した長男の聖久氏、特別賞の田場由盛氏、石垣佳彦氏=24日午前、南の美ら花ホテルミヤヒラ

八重山毎日文化賞贈呈式で表彰を受けた、左から正賞の潮平正道氏、黒島為一氏の代理で出席した長男の聖久氏、特別賞の田場由盛氏、石垣佳彦氏=24日午前、南の美ら花ホテルミヤヒラ

贈呈式と祝賀会にぎわう

 八重山研究や芸術文化の振興に顕著な業績を挙げた者に贈られる第35回八重山毎日文化賞(八重山毎日新聞社主催)の贈呈式と祝賀会が24日、南の美ら花ホテルミヤヒラであり、家族や友人、関係者など約200人が受賞者4人の功績をたたえ、喜びを分かち合った。

 絵画制作や貴重資料の収集、戦争体験の継承などさまざまな分野で貢献を続ける潮平正道氏(86)=石垣市石垣=、八重山の歴史研究者・黒島為一氏(72)=同=が正賞。伝統芸能の仮面を作る工芸士・田場由盛氏(87)=平得、登野城出身=、八重山の記録写真を撮り続けている石垣佳彦氏(81)=大川=が特別賞。

 黒島安隆社長は「表彰を契機にますます活躍され、後進の育成にも全力を尽くされることを期待したい」とあいさつし、表彰状と記念メダルを手渡した。

 受賞者はそれぞれあいさつ。潮平氏は、無気力に陥っていた終戦後の少年時代、芸術に出合いひかれたことや、民族音楽研究者・小泉文夫氏が八重山の音楽について「世界で最も注目すべきもの」と語ったことに衝撃を受け、郷土文化の保存を決意したことなどを回想。「これまでの活動には多くの仲間がいる」と周囲の支えに感謝した。

 田場氏は「アンガマ踊りの絶えたあの戦争を二度と繰り返さない。その決意で面を作り始め、64年になる」と原点を振り返り、受賞に「これを契機にさらに作品に磨きをかけ、品質向上に努めたい」と意欲。高所に登り八重山の風景の俯瞰(ふかん)写真を多数撮影した石垣氏。当時について「恐怖よりチャレンジ精神が強かった」とはにかみながら語り「今後は少し年齢を考え、皆さんに喜ばれるような写真を撮り続けたい」と抱負。

 黒島氏は欠席したため、長男の聖久氏(37)が代理出席した。 

 祝賀会は石垣市文化協会の江川義久会長の乾杯の音頭で幕開け。地域の受賞者2人を祝って石垣字会婦人会が座開きの「鷲ぬ鳥節」を踊り、石垣青年会が「いしゃなぎら口説」を披露。田場氏が所属していた石垣市消防団が「消防まみどーま」で場を盛り上げた。

 八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆市長(石垣収一事務局長代読)が「受賞者の熱い姿勢に改めて敬意を表したい」とあいさつ。波照間永吉選考委員長が選考経過を報告した。

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