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郡内から5件目 白保竿根田原洞穴遺跡

右は全身骨格がほぼ残った人骨としては国内最古の「白保4号人骨」=沖縄県教育庁文化財課提供

右は全身骨格がほぼ残った人骨としては国内最古の「白保4号人骨」=沖縄県教育庁文化財課提供

新たに国の史跡として指定される「白保竿根田原洞穴遺跡」=沖縄県教育庁文化財課提供

国の史跡として新たに指定される「白保竿根田原洞穴遺跡」の場所(囲み部分)=沖縄県教育庁文化財課提供

文化審議会 国の史跡に指定へ

 国の文化審議会(佐藤信会長)は15日、石垣市白保の「白保竿根田原洞穴遺跡」を史跡に指定するよう、萩生田光一文部科学大臣に答申した。これにより、国指定の史跡は1846件、郡内では5件となる。

 白保竿根田原洞穴遺跡は、新石垣空港港建設工事に伴う分布調査で見つかった。更新世および完新世初頭、下田原期の地層に20個体に上る化石人骨が発見され、中でも「白保4号人骨」は全身骨格がほぼ残った人骨としては国内最古の約2万7000年前のものであり、仰臥屈葬姿勢を示すなど、旧石器時代の墓葬を明らかにした。人骨の出土年代が約2万7000~2万年前であることから、長期にわたり墓域として利用されたと推定される。

 さらに完新世初頭および縄文時代後期相当の下田原期における墓葬と生活痕跡も見つかっており、人類の生活習俗の歴史を知る重要な手掛かりであるだけでなく、遺伝学、形質人類学にとっても意義深い遺跡。面積3298・46平方㍍。 

 石垣市教育委員会の石垣安志教育長は「関係する方々と共に大変うれしく思う。わが国の歴史の正しい理解のために欠くことができず、遺跡の規模、遺構、出土遺物等において学術上価値がある遺跡。今後も所有者や関係機関と協力しながら保護と活用に努めていきたい」とコメントを発表した。

  • タグ: 洞穴遺跡史跡
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