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消防用設備を点検 首里城火災受け調査

旧宮良殿内の敷地内で放水銃の機能を点検する石垣市消防本部と市文化財課の職員ら=13日午後、同所

旧宮良殿内の敷地内で放水銃の機能を点検する石垣市消防本部と市文化財課の職員ら=13日午後、同所

石垣市内文化財

 首里城の火災を受け、石垣市消防本部(大濵安久消防長)と市文化財課(下地傑課長)が13日午後、国指定重要文化財(重文)建造物である大川の旧宮良殿内と石垣の権現堂で消防用設備を点検した結果、異常は見つからなかった。東崎原学予防課長は「これまで何もなかったことを当たり前とせず、文化財課、文化財の管理者と連携し、予防の手だてを尽くしたい」と語った。秋季火災予防運動(9~15日)の一環。

 旧宮良殿内の消火設備は、室内に消火器3個、敷地内に放水銃1本、屋外消火栓2本。警報設備は、煙を探知し警報音を鳴らす自動火災報知設備、ワンタッチで119番通報できる火災通報装置がある。同本部の職員5人と文化財課職員2人が立ち入り、放水銃で水を出したり、自動火災報知設備の音を鳴らすなどして機能を確認した。

 市文化財課によると、旧宮良殿内は、1819年に松茂姓8世當演が、宮良間切の頭職に任命されたのを記念して建造したという。首里の上級士族の屋敷構えや建築様式を模したとされ、当時の士族階級の屋敷構えをうかがえる貴重な建造物。

 権現堂は1614年に桃林寺とともに創建。八重山の社寺建立の始まりとされ、明和の大津波や太平洋戦争で度重なり大破するもそのたびに再建。県内で唯一残存する近世社寺建築。

 いずれも木造で、市は1月26日の「文化財防火デー」に消防訓練を行っている。市内では県指定重文である美崎御嶽で、1996年に拝殿の一部が燃える火災、2005年に防風戸の一部が燃えるボヤがあった。市はこれを受け、同御嶽には消火器を設置している。

  • タグ: 石垣市消防本部石垣市文化財課
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