八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

法的措置で未納費回収 9月末で約1000万円徴収

毎年11月の未納診療費回収強化月間に合わせ周知のため、チラシを配布する職員ら=5日午前、八重山病院

毎年11月の未納診療費回収強化月間に合わせ周知のため、チラシを配布する職員ら=5日午前、八重山病院

県立八重山病院 滞納者へ相談を呼び掛け

 県立八重山病院(篠﨑裕子院長)は今年度から、診療費未払いを放置している滞納者へ法律事務所を通して法的措置を実施し、未納費の回収に当たっている。回収額は9月末時点で約1000万円。支払い能力があるにもかかわらず支払わない悪質な滞納者もおり「やむを得ない措置」として対応した。2019年度未納診療費回収強化月間に合わせ、同院入り口で職員らが5日、周知のチラシを配布し「診療費未納を放置せず、まずは病院に相談してほしい」と呼び掛けた。

 未納ケースは、保険資格がなく入院し自費計算で診療費が高額になったり、国保税を滞納し限度額認定証の交付が受けられない、救急搬送等による所持金不足で当日中に支払えないなどさまざま。1990年からの滞納者もいる。

 今年度から弁護士へ債権回収を委託し、過年度分の未納費を回収する。法的措置として裁判や支払い督促申し立てを行い、給与の差し押さえも辞さない考え。

 篠﨑院長は「支払いを確認し未納があれば病院に相談してほしい」、同院医事課の喜友名温主任は「手術1回で100万円以上の診療費になることもある。しっかり健康保険に加入してほしい」とそれぞれ促した。

 このほか、同院の19年度9月末時点における未収金の累計は2億1059万円(783万円、3.58%減)と3年ぶりの減額に転じた。法律事務所による過年度分の回収などが要因。19年度の未収発生分は3223万円。18年度以前は1億7836万円。県全体では17億1000万円。

 11月の回収強化期間中は住民・戸籍調査、訪問督促、電話督促、広報啓発に力を注ぐ。催告・督促および収納活動の強化として、催告書を今月1日までに529通発送した。全体の債権数は2027件、5203万円相当。

  • タグ: 八重山病院診療費未払い
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム