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この人こそ文科相の職責に「身の丈」…

 この人こそ文科相の職責に「身の丈」が足りているか。教育の機会均等を保障すべき大臣が格差入試を認めた萩生田光一氏である。結局、政権批判を恐れて実施延期に追い込まれた▼大学共通入試に予定していた英語民間試験について「身の丈で頑張ってもらえれば」と発言した。民間試験は都市部で実施され、地方の受験生は不利になる。都会の裕福な家庭の子は何度でも力試しできるが、旅費のかかる離島では同じ土俵に立てない。上から目線、中央目線の差別容認▼一連の報道に、外間与那国町長の「離島の呼び名は差別」発言を思い出した。「沖縄21世紀ビジョン」総括会議の席上のことだ。言われ続けたものにしかわからない鬱屈▼島に住む私たちは、地域、経済格差の中を生きている。子弟の中央大会派遣費を工面し、子の夢と可能性を実現させるべく借金してでも島外進学させる。そのうえ入試格差か▼そもそも「島」の定義はオーストラリア大陸より狭い陸地。日本など「ユーラシア大陸の離島」にすぎない。沖縄はもっとちっぽけな島々で成り立つ島しょ県。石垣島は地球儀上では「針先の一点」。実に日本は島国である▼差別感は「島」ではなく、突き放す感じの「離」にある。「身の丈」は、時に「井の中の蛙」と同義になる。まさしく。(慶田盛伸)

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