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「おかえり、栞(しおり)の場所で待って…

 「おかえり、栞(しおり)の場所で待ってるよ」を標語に、秋の読書週間(27~11月9日)が全国一斉に展開されている▼書店には表紙の奇抜な色彩と模様、目を引く文言の新刊書などが並び、読み手を誘う。近刊の読み物もいいが、昭和生まれの筆者にとっては、地味で落ち着いている古本屋に行くと、楽しくなり、ほっとする。置いてあるものは、古びていても本らしい気品がある▼今やネットに接続すれば、あらゆる情報がいともたやすく得られるようになった。半面、その真偽や当否が定かでないなど何を信じていいのかが分からないということも起きている▼情報過多の連続で、考える力を奪われてしまっているのではないか。それとも「考え」さえも情報で他人任せになってしまっているのか▼自分でじっくり考えるという「心の習慣」こそが大切だと思う。人は考える力を失うと、情報の価値や軽重を計ることさえもできなくなることもある。そうはしたくない。すべての人は脳を鍛えれば素晴らしい脳になる可能性を秘めているといわれる。読書することで脳は一生懸命に働く▼一冊の本との出合いで世界が広がり、生きる道が決まることもある。読み手が考える読書による脳トレーニングで、人生を豊かにする。秋の夜長、ゆっくりと書物に親しみたい。(鬚川修)

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