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新盛家住宅 8年ぶりカヤふき替え

県指定有形文化財 伝統技術、後輩へ継承

 【西表】祖納にある県の有形文化財(建造物)・新盛家住宅のカヤのふき替えが完了し、祖納公民館(那良伊孫一館長)が22日、落成を祝う「家(や)タカビ」を行った。同住宅は県内に現存する最古の木造カヤぶき民家で築150年以上。1994年に県の文化財に指定された。カヤのふき替えは2011年以来8年ぶり。

 今回のふき替えは、高齢者が持つカヤぶきの伝統技術の実践と後輩への継承を目的に竹富町の社会教育学級成人大学講座として行われた。作業に先立ち、前大用安さんと那根格さんが歴史を、石垣金星さんと星公望さんが構造・技術について講義した。

 ふき替えに向け約3500束のカヤ、タル木、竹、クーチなどを準備。那良伊館長を筆頭に青年らが屋根に上り、3日間かけて作業を行った。完了後、屋根の上で東西の神にニンガイ(願い)を行った。

 家タカビには神司、住民、竹富町教育委員会と屋建設(屋重美代表)の関係者らが出席。神司が見守る中、木の神様が宿ると言われるユシトゥンガナシを那良伊館長が持ち、全員が立ち上がって古謡「家タカビ」「アパレー」を高らかに歌い、酒を回して盛大に完了を祝った。屋代表から寄贈された牛汁などを味わいながら、夜遅くまで喜びを分かち合った。

 那良伊館長は「みなさんの協力を得て新盛家のふき替えを終え、技術継承もできた。神司の見守る中、家タカビを終えホッとした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

(曽根田容子西部通信員)

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