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ICT活用農業簿記講習会

ICTを活用してビデオ通話による農業簿記講習会が開かれた。左奥のスクリーンは波照間島の会場=24日午後、西表離島振興総合センター

ICTを活用してビデオ通話による農業簿記講習会が開かれた。左奥のスクリーンは波照間島の会場=24日午後、西表離島振興総合センター

離島格差是正へ一歩 大原と波照間で同時中継

 【西表】WEB会議ツールを用いて西表島大原と波照間島を同時中継で結んだ農業簿記講習会(竹富町産業振興課主催)が24日午後、西表離島振興総合センターをメーン会場に実施された。ことし1月に町制施行70周年記念事業の一環で、町内の各島を同時中継で結んだシンポジウムを開催後、同システムを実際に運用するのは初めて。ICT活用で離島格差の是正へ向け一歩を踏み出した。

 総合センターと波照間保健センターの両会場には、カメラ、マイク、プロジェクター、スクリーン、スピーカーが設置され、インターネット回線を使用したビデオ電話で講習が進められた。

 講師は大原の会場からテキストの記入や計算方法を指導。光回線が通っている両会場には映像の乱れもなく、音声がクリアに届いていた。

 同会議システムの運用で、今後は船舶の欠航や天候に左右されず予定通り講習会や会議を開くことが可能になる。

 産業振興課の西原彰浩さんは「極力職員が島へ出向くことが前提」と前置きし、「一昨年と昨年は天候の影響で波照間での開催ができなかった。このシステムだと事業計画も立てやすい」と効果を実感。

 波照間で受講した宮里望美さん(31)は「予定通り受講できてうれしい」、畜産農家の平良正志さん(36)=西表大富=は「使い方次第で利便性が高まる。子どもを持つ親にとっては個人宅での受講ができればうれしいと思う」とそれぞれ感想を話した。

 ICT関連の事業を担当する政策推進課の小茺啓由課長は「この技術で遠隔医療、災害時に各消防団と映像を通しての連絡体制構築、琉球大学の特別授業開催なども検討している」と展望を述べた。

 町内では、光回線の整備が進められ、西表船浮地区、鳩間島、新城島を除いた地域で開通している。竹富島は次年度以降の開通を予定。

 講習会は17日にも行われ、今回が最終回。西表3人、波照間2人の住民が参加。経費、資産、負債事業を把握することで経営のノウハウを習得し、農業の生産性向上につなげられる人材を育成する。最終的に農業者個人が青色申告できるところまで持っていく。

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