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読谷村の世界遺産座喜味城跡…

 読谷村の世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアムで「世界のユンタンザンチュ展」を見た。ユンタンザンチュ(読谷の人)の移民を戦前から戦後にわたって網羅的に紹介し、明石など八重山への移民も取り上げている▼展示に関連する冊子「写真で見る読谷村の移民・出稼ぎ」(読谷村史編集室編)によると、戦後の読谷村では、多くの土地が米軍用地として接収される一方、旧植民地や日本本土から戻ってきた人たちで人口が激増した▼さらに「時の政府は積極的に移民送出政策をとったことから、多くの村人が広大な土地での農牧業を夢見てボリビア、八重山に渡った」と述べる▼読谷村など本島や宮古から移民が到着した時、石垣島を一周する道路はなく、開拓地へアクセスする陸路はまったく不十分だった。道はその後、徐々に開かれ、新しい村を結びながら島をぐるりと回れる道路になっていく▼今、私たちが島を一周するドライブを楽しめるのは、戦後の開拓移民があってのこと。12月1日に行われる第45回八重山毎日駅伝競走大会も、北西部地区では開拓地を走り抜けながらたすきをつないでいく▼来年は戦後75年。アジア太平洋戦争は人々の暮らしをどのように変えたのか。そのひとつの答えが、戦後八重山の移民にある。同展は11月4日まで。(松田良孝)

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