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「とらないで!」 希少種のヨナグニマルバネクワガタ

保護区内をパトロールした関係者ら=12日、(石垣自然保護官事務所提供)

保護区内をパトロールした関係者ら=12日、(石垣自然保護官事務所提供)

密猟防止合同パト

 【与那国】国内の希少野生動植物種のヨナグニマルバネクワガタの密猟を防止しようと環境省の石垣自然保護官事務所は12、13の両日、与那国町、八重山警察署と合同で町内をパトロールした。生息すると思われる林道のパトロールに加え店舗や通りの人たちに「とらないで」と呼び掛け、注意喚起のチラシを配った。同事務所によると2日間で密猟は確認されなかった。

 ヨナグニマルバネクワガタは与那国島にのみ生息。野生での絶滅の危険性が極めて高く、種の保存法で国際希少野生動植物種に指定され捕獲や譲り渡しが禁止されている。

 パトロールは同事務所保護官2人、町役場林務担当者、教育委員会文化財保護担当者、八重山警察署の駐在所員2人が参加。生息すると思われる山林を午後8時から車両2台で二手に分かれ、主に鳥獣保護区の看板が設置してある区間を複数回巡回した。

 10月は発生時期で密猟防止に向けた警戒が必要なことから、入島者が多いこの3連休に合わせた。町は今後もパトロールを継続する。駐在所員も通常のパトロールに加え保護区内も巡回する。

 同クワガタは一時期、乱獲で生息数が減少しており、町教委の村松稔さん(文化財保護担当)は台風通過後、山野が荒れ放題となっていることを懸念した。

 近年は幼虫が生息するシイの木などの樹洞が壊され、繁殖できる環境が保全できない状態。現在の生息数は不明。許可なく捕獲や譲渡などをした場合は5年以下の懲役、罰金500万円以下の処罰の対象となる。(田頭政英通信員)

  • タグ: ヨナグニマルバネクワガタ密猟防止合同パトロール与那国町
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